日本駅巡り紀行

上越新幹線

[ 上越新幹線 じょうえつしんかんせん ] JR東日本
大宮〜新潟269.5km(営業キロ:303.6km)
※線路名称の上では高崎線・上越線・信越線の別線扱い

上越新幹線はJR東日本の新幹線で、大宮と新潟を高崎・越後湯沢などを経由して結んでいる。大宮からは東北新幹線に乗り入れており、運転系統としては東京〜新潟感の路線として案内されている。

上越新幹線は全区間が同時に開業した数少ない新幹線で、東北新幹線大宮〜盛岡間とほぼ同時に1982年に開業した。整備新幹線の中でも最初期に開業したため、並行在来線の経営分離は行われていない。なお、1990年に越後湯沢〜ガーラ湯沢間の支線(戸籍上は在来線扱い)が開業し、冬季のスキーシーズンのみ「たにがわ」が乗り入れている。

初めて日本海側に乗り入れた新幹線であり、長岡や越後湯沢で乗り換えることで北陸地方へ、新潟で乗り換えることで下越・庄内地方へのアクセスも担っていた。2015年以降、北陸地方の大部分へのアクセスについては北陸新幹線に転換し、北陸新幹線でも特に越後湯沢以南の本数削減が行われた。

駅紹介

列車名は停車駅ではなく運転区間で決まっているため、各駅に停車する「とき」もあれば途中に通過駅がある「たにがわ」もある。上毛高原〜越後湯沢間の大清水トンネルを境に沿線の気候が大きく異なる。

東京駅 高架ホーム・高架下駅舎|全列車停車駅|東海道新幹線、JR在来線各線、東京メトロ丸ノ内線乗り換え
上野駅 地下ホーム・地上駅舎|JR在来線各線、東京メトロ銀座線・日比谷線、京成線乗り換え
大宮駅 高架ホーム・高架下駅舎|全列車停車駅|東北新幹線直通、JR在来線各線、東武野田線、ニューシャトル乗り換え
熊谷駅 高架ホーム・高架下駅舎|高崎線、秩父鉄道線乗り換え
本庄早稲田駅 高架ホーム・高架下駅舎
高崎駅 高架ホーム・高架下駅舎|北陸新幹線直通、高崎線・上越線・信越線(・八高線・両毛線)、上信電鉄線乗り換え
上毛高原駅 高架ホーム・高架下駅舎
越後湯沢駅 高架ホーム・高架下駅舎|上越線支線直通、上越線(、ほくほく線)乗り換え
浦佐駅 高架ホーム・高架下駅舎|上越線乗り換え
長岡駅 高架ホーム・高架下駅舎|信越線(・上越線)乗り換え
燕三条駅 高架ホーム・高架下駅舎|弥彦線乗り換え
新潟駅 高架ホーム・高架下駅舎|全列車停車駅|信越線・白新線・越後線乗り換え

駅紹介(支線)

越後湯沢〜ガーラ湯沢間は上越新幹線の保線基地への回送線を利用した路線で、終点のガーラ湯沢駅には同名のスキー場(JR東日本グループ)が営業している。戸籍上は上越線支線ということになっているが、施設・運行の実態としては完全に上越新幹線の支線であり、営業上も上越新幹線の一部として案内されている。

原則としてスキーシーズンのみの臨時営業であり、通常ダイヤでは越後湯沢折返しである「たにがわ」や臨時「たにがわ」が乗り入れる。

越後湯沢駅 高架ホーム・高架下駅舎|上越新幹線直通、上越線(・ほくほく線)乗り換え
ガーラ湯沢駅 地上ホーム・橋上駅舎

車両

車両はE7系に統一されている。E7系の導入前はE2系やE4系が運転され、E4系による16両編成運転が行われていた。

 
E7系 北陸新幹線と同じE7系が使用されており、塗装や車内設備も共通である。上越新幹線の車両をE7系に統一したことで上越新幹線の最高速度が240km/hから275km/hに向上した。

運行(北陸新幹線直通列車を除く)

上越新幹線の列車のうち新潟駅に乗り入れる列車が「とき」、越後湯沢以南のみ運転の列車が「たにがわ」とされている。「たにがわ」は朝上りの一部列車に通過駅があるほかは各駅停車だが、「とき」は東京〜新潟間で大宮のみ停車する最速達列車から各駅に停車する列車まで幅広い停車駅で設定されている。

スキーシーズンの臨時列車を除いて「たにがわ」は朝夕を中心に運転されており、日中は「とき」のみが運転される。シーズン以外の日中は熊谷・本庄早稲田のみ通過の「とき」が1時間に1本運転されるダイヤが基本となっている。

支線の運転はスキーシーズンの12月〜翌5月のみで、「たにがわ」が越後湯沢から延長運転される形で乗り入れる。

・路線のデータ
開業日 大宮〜新潟間:1982/11/15|越後湯沢〜ガーラ湯沢間:1990/12/20
路線長:269.5km
単線/複線 全線複線

・ページのデータ
公開:2023/09/23
更新:公開後未更新

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