日本駅巡り紀行

東京駅(東海道新幹線)

東京駅(東北・上越・北陸新幹線)

[ 東京駅 とうきょうえき ] 東京都千代田区
地上駅舎
構造:高架ホーム・島式3面6線(東海道新幹線)|高架ホーム・島式2面4線(東北新幹線)
品川駅(新大阪方面)←東海道新幹線
東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線→上野駅(新青森・新潟・金沢方面)
JR各線(地上ホーム)乗り換え→東京駅(地上・在来線)
総武線・横須賀線、丸ノ内線乗り換え→東京駅(丸の内地下)
京葉線乗り換え→東京駅(京葉地下)

東京駅の新幹線ホームは八重洲側にあり、東北新幹線が2面4線、東海道新幹線が3面6線の島式ホームである。歴史的な経緯から番線表示は変則的で、東から順に1〜10番線(在来線)、20〜23番線(東北新幹線)、14〜19番線(東海道新幹線)となっている。

コンコースは在来線・東北新幹線・東海道新幹線でそれぞれ分かれており、各コンコースの間には乗り換え改札が設置されている。東北新幹線のコンコースは東海道新幹線と在来線に挟まれているため、当初は直接外に出られる改札がなかったが、現在は日本橋口に東北新幹線専用改札が設置されている。

東海道新幹線

東海道新幹線の計画が決まった時点で東京駅には現在の16〜19番線にあたる島式2面4線分の敷地が空いており、東海道新幹線は当初このうち17〜19番線を使用して開業した(ただし16番線の場所には在来線の側線が敷かれていた)。その後東海道新幹線の利用者増加を受けて16番線を新幹線に転用、さらに山陽新幹線博多延伸後には14・15番線も在来線から転用した。

画像
 新幹線八重洲南口改札

画像
 新幹線八重洲中央南口改札
東海道新幹線のコンコースは、在来線八重洲中央口改札に分断される形で南北に分かれている。南側には2か所の改札がある。

画像
 新幹線八重洲中央北口改札

画像
 新幹線八重洲北口改札
北側にも2か所の改札がある

画像
 東海道新幹線日本橋口改札
八重洲口の北にある日本橋口はJR東海の自社ビルで、内部には新幹線専用の改札口がある。

画像
 新幹線乗換改札付近(在来線側から)
新幹線への乗換改札は在来線コンコースよりも1段高いところにある。乗換改札に隣接して切符売り場も設けられている。

画像
 東海道・山陽新幹線南のりかえ口改札
2つに別れたコンコースの南側にある乗換改札で、八重洲南口に近い。

画像 画像
 東海道・山陽新幹線中央のりかえ口改札
北側にある乗換改札で、八重洲中央口に近い。入出場で改札が完全に分けられている。

画像 画像
 14〜19番線ホーム 1枚目:終端方 2枚目:新大阪方
3面6線の島式ホームで、駅全体の形に合わせて両端はカーブしている。

画像
 新大阪方より
画像では6線中5線に列車が停車している。特に繁忙期には、列車の発着が途絶えることがない。

画像
 終端部(16〜19番線)
日本橋口の自社ビル(丸の内中央ビル)に突き刺さる形で終わっている。

画像
 終端部(14・15番線)
在来線ホームを転用したため、16番線以降とは異なり東北新幹線に沿ってカーブしながら終わっている。

画像
 新大阪方
6線は駅のすぐ北側で複線にまとまる。

画像
 駅名標

東北新幹線

東北新幹線も東海道新幹線に続いて東京駅乗り入れが決まり、2面4線の駅を建設することになった。新たな用地はないため、東北本線の東京駅乗り入れ廃止や横須賀線の東海道線からの分離・地下化などによって東海道本線のホームを4面9線(11番線はホームの無い側線)から2面4線に縮小することで在来線12〜15番線を転用することになった。しかし、14・15番線は先述の通り東海道新幹線に転用されてしまったため、1991年に12・13番線の1面2線のみで乗り入れを開始した。

しかし、2線のみでは東北・上越新幹線の列車をさばくことはできず、臨時列車など多くの列車を上野折返しにする必要があるなど運用に困難をきたした。そのため、丸の内駅舎上空にはみ出る形で中央線の高高架ホーム(新1・2番線)を建設し、在来線1〜8番線を新3〜10番線に転用、在来線9・10番線を新幹線に転用する大規模改良工事を実施した。これによりホーム番号が足りなくなってしまうため、東北新幹線ホームは東海道新幹線の続きとなる20〜23番線とされ、現在の変則的なホーム番号となった。

画像
 東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線南のりかえ口改札
2つあるコンコースの南側にある改札で、八重洲中央口に近い。在来線に乗り継がない乗客も(後述する日本橋口利用者以外は)どちらかの在来線乗換改札を経由する必要がある。

画像
 東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線北のりかえ口改札
北側にある改札で、八重洲北口に近い。

画像
 東海道新幹線との乗換改札
南北2か所、新幹線同士の乗換改札もある。

画像
 東北新幹線日本橋口改札
日本橋口の改札だけは直接外と行き来できる。東海道新幹線の日本橋口改札には隣接していない。

画像 画像
 20〜23番線ホーム 1枚目:終端方 2枚目:新青森方
島式2面4線のホームで、東海道新幹線ホームとは床などの仕上げが異なるため雰囲気が違う。

画像
 在来線ホーム
在来線ホームよりも高いところに新幹線ホームはある。

画像
 新青森方
当初は現在の22・23番線のみだった関係で、非対称な線路配置となっている。

画像
 駅名標
在来線の駅名標に比べるとスッキリしている。

品川駅(新大阪方面)←東海道新幹線
東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線→上野駅(新青森・新潟・金沢方面)
JR各線(地上ホーム)乗り換え→東京駅(地上・在来線)
総武線・横須賀線、丸ノ内線乗り換え→東京駅(丸の内地下)
京葉線乗り換え→東京駅(京葉地下)

・駅の沿革
1964/10/01:東海道新幹線が乗り入れ(2面3線)|〜1979/12/01:段階的に3面6線へ拡張|1991/06/20:東北新幹線が乗り入れ(1面2線)|1997/10/01:東北新幹線ホームを2面4線へ拡張

・ページのデータ
取材:2022/09/23
公開:2022/12/31
更新:公開後未更新

・このページの場所
日本駅巡り紀行(サイトトップ)→駅・車両のページ(コーナー目次)→東北新幹線→東京駅