[ 埼京線 さいきょうせん ] JR東日本
大崎〜大宮(36.9km) ※山手線大崎〜池袋間13.4km、赤羽線池袋〜赤羽間5.5km、東北線(別線)赤羽〜武蔵浦和〜大宮間18.0km
[ 相鉄・JR直通線 ] JR東日本
武蔵小杉〜羽沢横浜国大間16.6km(東海道線(別線)※ホームはないが新川崎・鶴見経由扱い)
埼京線はJR東日本の路線で、大崎〜大宮間を板橋・武蔵浦和経由で結ぶ運転系統の通称である。このうち湘南新宿ラインと施設を共有する大崎〜池袋間は山手線(山手貨物線)、池袋〜赤羽間は赤羽線で、いずれも19世紀に開業した歴史ある路線である。一方、赤羽〜大宮間は東北線の一部ということになっているが、「埼京線」以外の路線名で案内されることはない。さらに埼京線は大宮で川越線、大崎でりんかい線と直通しており、新木場〜川越間の運転系統を構成している。
埼京線は東北・上越新幹線上野〜大宮間建設のバーターとして建設された通勤新線で、1985年に開業した。開業と同時に池袋〜赤羽間の赤羽線、大宮〜川越間の川越線と一体運転が開始され、さらに1986年からは山手貨物線への直通を開始した。2002年には大崎まで直通区間が延伸され、りんかい線へも乗り入れるようになった。
また、2019年に運転を開始した相鉄・JR直通線にも埼京線の車両が使用されており、埼京線と一体の運転系統とみなされることもある。湘南新宿ライン・東海道貨物線を通って相鉄に直通する海老名〜新宿間の運転系統で、一部列車は新宿以北の埼京線・川越線区間にも乗り入れる。
大宮駅は新幹線ホームの下の地下ホームから発着する。大宮〜赤羽間は東北新幹線に並行して建設された高架区間で、中間各駅のホームは新幹線と並行している。また、赤羽〜池袋間の赤羽線は古い路線のため、前後の区間とはかなり雰囲気が異なる。
下表には相鉄線直通(相鉄・JR直通線)を含めている。池袋〜大崎間各駅の山手線、池袋〜武蔵小杉間の湘南新宿ラインの乗り換え表記を省略している。
大宮駅 | JA26|地下ホーム・橋上駅舎|通勤快速・快速停車駅|川越線直通、東北・上越・北陸新幹線、高崎線・宇都宮線・湘南新宿ライン・京浜東北線、東武野田線、ニューシャトル乗り換え |
---|---|
北与野駅 | JA25|高架ホーム・高架下駅舎|快速停車駅 |
与野本町駅 | JA24|高架ホーム・高架下駅舎|快速停車駅 |
南与野駅 | JA23|高架ホーム・高架下駅舎|快速停車駅 |
中浦和駅 | JA22|高架ホーム・高架下駅舎|快速停車駅 |
武蔵浦和駅 | JA21|高架ホーム・高架下駅舎|通勤快速・快速停車駅|武蔵野線乗り換え |
北戸田駅 | JA20|高架ホーム・高架下駅舎 |
戸田駅 | JA19|高架ホーム・高架下駅舎 |
戸田公園駅 | JA18|高架ホーム・高架下駅舎|快速停車駅 |
浮間舟渡駅 | JA17|高架ホーム・高架下駅舎 |
北赤羽駅 | JA16|高架ホーム・高架下駅舎 |
赤羽駅 | JA15|高架ホーム・高架下駅舎|通勤快速・快速停車駅|高崎線・宇都宮線・湘南新宿ライン・京浜東北線乗り換え |
十条駅 | JA14|地上ホーム・地上駅舎|通勤快速・快速停車駅 |
板橋駅 | JA13|地上ホーム・地下駅舎|通勤快速・快速停車駅|都営三田線乗り換え |
池袋駅 | JA12|地上ホーム・地下・橋上駅舎|通勤快速・快速停車駅|湘南新宿ライン接続(直通)、山手線、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線乗り換え |
新宿駅 | JA11|地上ホーム・地下・橋上駅舎|通勤快速・快速停車駅|中央線、京王線、小田急線、東京メトロ丸ノ内線、都営新宿線・大江戸線、西武新宿線乗り換え |
渋谷駅 | JA10|高架ホーム・高架下・橋上駅舎|通勤快速・快速停車駅|東急東横線・東急田園都市線、京王井の頭線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線乗り換え |
恵比寿駅 | JA09|高架ホーム・高架下駅舎|通勤快速・快速停車駅|日比谷線乗り換え |
大崎駅 | JA08・JS17|地上ホーム・橋上駅舎|通勤快速・快速停車駅|りんかい線直通、山手線乗り換え |
西大井駅 | JS16|地上ホーム・地上駅舎|横須賀線接続 |
武蔵小杉駅 | JS15|高架ホーム・高架下駅舎|横須賀線・湘南新宿ライン接続(直通)、南武線、東急東横線・目黒線乗り換え |
羽沢横浜国大駅 | SO51|地下ホーム・地上駅舎|相鉄新横浜線乗り入れ(東急線方面乗り換え) |
埼京線にはE233系7000番台が専用で使用されている。また、りんかい線の70-000形が全線に渡って乗り入れるほか、相鉄12000系が直通列車に限って池袋まで乗り入れる。
E233系7000番台 | 埼京線で運行されていた205系を置き換えるために導入された車両で、首都圏の多くの路線で導入されているE233系の通勤タイプの一種である。205系と同じ緑色のラインカラーを巻いている。 |
---|---|
70-000形 | りんかい線用の車両で、E233系と運用は分かれているがりんかい線・川越線の全線で使用されている。209系を元にした車両で、東京近郊のJR線を走る車両で地下鉄に直通しない非幅広車体は珍しい存在となった。将来の置き換えが予告されている。 |
12000系 | 相鉄がJR直通用に用意した車両で、E233系を元にした車両である。横浜ネイビーブルーの車体はJR線内では異彩を放っている。 |
埼京線には各駅停車の他に快速・通勤快速の2種別が設定されており、快速は赤羽〜武蔵浦和間、通勤快速は赤羽〜大宮間で通過運転を行う。
日中は新宿〜武蔵浦和、新宿〜大宮間の各駅停車と(新木場〜)大崎〜大宮(〜川越)間の快速がそれぞれ20分間隔で運転され、新宿〜赤羽間では20分に3本、赤羽〜大宮間では20分に2本、各駅に停車する列車が運転されている。相鉄・JR直通線は1時間に2本の運転で、羽沢横浜国大以西の相鉄線内では特急となる列車もある。
平日朝夕ラッシュ時には快速の代わりに通勤快速が運転され、大宮発着列車が増発されるほか、赤羽折返し列車なども運転される。
・路線のデータ
開業日(池袋以北のみ) 池袋〜赤羽間:1885/03/01|赤羽〜大宮間:1985/09/30
路線長:36.9km(埼京線)
単線/複線 全線複線
・ページのデータ
公開:2022/12/31
更新:公開後未更新