日本駅巡り紀行

品川駅(JR在来線)

品川駅(新幹線)

[ 品川駅 しながわえき JY25 JK20 JT03 JO17 ] 東京都港区
橋上駅舎
構造:地上ホーム・島式単式混合8面14線(在来線)、地上ホーム・島式2面4線(新幹線)
大崎駅(渋谷方面)←山手線→高輪ゲートウェイ駅(東京方面)
大井町駅(横浜方面)←京浜東北線→高輪ゲートウェイ駅(東京方面)
川崎駅(熱海方面)←東海道線→新橋駅(東京方面)
西大井駅(久里浜方面)←横須賀線新橋駅(東京方面)
新横浜駅(新大阪方面)←東海道新幹線→東京駅(東京方面)
京急本線乗り換え→品川駅(京急)

品川駅はJR東海道線・東海道新幹線の駅で、在来線の運転系統としては東海道線(上野東京ライン)、山手線、京浜東北線、横須賀線が乗り入れている。新幹線は全列車が停車する。在来線・新幹線・京急本線の乗換駅であり、将来的にはリニア中央新幹線や地下鉄も乗り入れる予定である。

日本初の鉄道とされるのは新橋〜横浜間だが、それに先立って品川〜横浜間が仮開業していたため、桜木町駅と並んで日本最古の駅の一つと言える。駅名の由来となった品川宿の中に線路を敷設できず、当時の町外れに駅を設けたため、「品川」駅ながらも品川区ではなく港区に位置している。日本鉄道(現在の高崎線・東北線など)が設けた山手線が開業した際に分岐駅となり、現在では東京の主要ターミナルの一つとなった。

在来線・新幹線ともに地上にホームがあり、橋上駅舎の南北に在来線・新幹線それぞれコンコースが設けられている。高輪口側には京急品川駅やプリンスホテルがあり、港南口側には品川インターシティを始めオフィス街や飲食店街が広がっている。

在来線改札・ホーム

新幹線改札・ホーム

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 高輪口(西口)
高輪口は1950年代からの古い建物。

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 京急品川駅
京急品川駅が隣接している。

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 高輪口駅前
駅前を第一京浜が通っている。プリンスホテルなどのホテルが建っている。

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 港南口(東口)
港南口は1990年代に整備された出入口で、駅ビル「JR品川イーストビル」の低層部には「アトレ品川」がある。

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 港南口駅前
駅前は雑居ビルが目立つオフィス街。

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 品川インターシティ
港南口の南東には品川インターシティという高層ビル群がある。かつてはこの場所に新幹線の車両基地があった(大井に移転)。

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 バス・タクシー乗り場
バス・タクシー乗り場は駅前の人工地盤の下にある。

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 港南口から在来線改札への自由通路
港南口と在来線改札(高輪口側)の間は距離があり、特徴的な形状の通路で結ばれている。

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 在来線改札付近の自由通路
高輪口側の改札付近の自由通路は天井が高い。

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 中央改札
自由通路の南北に改札があり、南側が中央改札を名乗る。

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 エキュート品川
中央改札側のほうがコンコースが広く、駅ナカ施設「エキュート品川」がある。

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 京急線連絡改札
中央改札側コンコースの西端には京急線への連絡改札があり、空港方面への利用客で混雑している。

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 北改札

在来線ホーム1〜13番線は変則的な7面12線(2番線が欠番)。

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 1・3番線ホーム 1枚目:東京方 2枚目:渋谷方
長らく最も西側の1・2番線が山手線ホームだったが、混雑緩和と利便性向上のため2番線が廃止された。山手線外回りは3番線に移り、山手線の内回り・外回りはホームが分離された。

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 内回り・外回りが同時に到着した際の1番線ホーム
地下鉄の銀座線・丸ノ内線などでいくつか見られる線路配置である。

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 4・5番線ホーム 1枚目:大宮方 2枚目:横浜方
京浜東北線も長らく3・4番線の島式ホームから発着していたが、山手線からの玉突きで4・5番線となった。4番線は山手線3番線の向かい側にある。

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 5〜8番線ホーム 1枚目:東京方 2枚目:熱海方
かつては5・6番線が東海道線上り、7・8番線が臨時ホームだったが、5番線が京浜東北線ホームとなったため6・7番線が東海道線上りとなった。8番線は臨時ホームで、定期列車はほとんど発着しない。

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 7・8番線への階段
平日朝以外は7番線も使用されないため、大半の時間で7・8番線は立ち入れないようになっている。

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 9〜12番線ホーム 1枚目:東京方 2枚目:熱海方
かつては9・10番線は7・8番線とともに臨時ホームだったが、上野東京ラインの開業に合わせて常磐線方面への折返しホームとなった。11・12番線は東海道線下りで、11番線には常磐線方面の上り列車も発着する。

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 13〜15番線ホーム 1枚目:東京方 2枚目:久里浜方
13〜15番線は横須賀線方面。14番線が副本線で、千葉方面への折返し列車が使用する。なお、13・15番線を通過する成田エクスプレスは、2022年現在で唯一の「新幹線の全列車停車駅を通過する在来線昼行特急」である。

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 横浜・渋谷方
品川駅付近は多数の線路が並行しており、圧巻の光景である。しばらく進んだところで山手線・横須賀線と京浜東北線・東海道線が分かれる。

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 東京方
駅の北側の上空には「北口駅前広場」を設置するための人工地盤の建設が進んでいる。

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 横須賀線東京方
当駅のすぐ北側に東京トンネルの坑口がある。

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 山手線・京浜東北線駅名標
京浜東北線の駅名標のみ「鉄道開業150周年」の装飾が施されている。

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 東海道線駅名標
6・7・12番線に設置されている。

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 上野東京ライン(常磐線直通)駅名標
9〜11番線の駅名標には常磐線のカラー(青またはエメラルドグリーン)が入っている。画像は10番線で、9番線は青のみ、11番線はオレンジ+エメラルドグリーン

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 横須賀線駅名標

東海道新幹線の品川駅は2003年に設けられた東海道新幹線で最も新しい駅である。すべての列車が停車し、山手線・京急線方面の利用者や、東京駅での乗り換え距離が長い横須賀線・総武線方面の利用者の便を確保している。

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 新幹線改札 1枚目:南口改札 2枚目:北口改札
新幹線の改札は港南口側にある。改札には南北それぞれに在来線との連絡改札がある。

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 21〜24番線ホーム 1枚目:東京方 2枚目:新大阪方
新幹線品川駅は島式2面4線の線路配置で、地下駅のような雰囲気である。外側が本線で、内側の副本線は列車の間隔が詰まるタイミングでの交互発着などに使用される。上り副本線の22番線だけホームドアが設置されていない。

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 東京方
東京方には引き上げ線がある。品川駅設置の目的の一つは東京〜大井車両基地の回送列車との競合を回避して列車を増発できることだったが、当駅折返しは2022年現在でほとんど設定されていない。

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 新幹線駅名標

大崎駅(渋谷方面)←山手線→高輪ゲートウェイ駅(東京方面)
大井町駅(横浜方面)←京浜東北線→高輪ゲートウェイ駅(東京方面)
西大井駅(久里浜方面)←横須賀線新橋駅(東京方面)
新横浜駅(新大阪方面)←東海道新幹線→東京駅(東京方面)
京急本線乗り換え→品川駅(京急)

・駅の沿革
1872/06/12:仮開業(起点駅)|1972/10/15:本開業(途中駅)|1885/03/01:現在の山手線が乗り入れ|1976/10/01:東京トンネル完成、総武線乗り入れ|1980/10/01:横須賀線乗り入れ|2003/10/01:東海道新幹線品川駅が開業

・ページのデータ
取材:2022/09/23
公開:2022/09/25
更新:公開後未更新

・このページの場所
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