日本駅巡り紀行

多摩湖駅

[ 多摩湖駅 たまこえき ST07 SY01 ] 東京都東村山市
地上駅舎
構造:地上ホーム・島式1面3線
西武多摩湖線武蔵大和駅(国分寺方面)
西武園ゆうえんち駅(西武球場前方面)←西武山口線

多摩湖駅は西武多摩湖線の終点駅・山口線の起点駅で、両路線の乗り換え駅。西武園ゆうえんち中央口の最寄り駅だったたため2021年まで「西武遊園地」駅を名乗っていたが、中央口の閉鎖に伴って現在の駅名に改称された。駅名の通り、多摩湖(村山貯水池)の最寄り駅の一つである。

多摩湖の周辺には西武鉄道の路線が密集しているが、開業時から太平洋戦争までの期間は当駅を開業させた多摩湖鉄道と現在の西武園線を開業させた西武鉄道、狭山線を開業させた武蔵野鉄道の3社が村山貯水池(多摩湖)の観光輸送を巡って三つ巴の争いをしていた。

画像
 北口
当駅の事務室などがある出入口で、西武遊園地駅時代には遊園地の最寄りとなる出入口だった。

画像
 北口駅前
北口から外に出るためには画像の階段を登る必要がある。

画像
 階段の上から見た北口
右側が駅のホーム。

画像
 階段の上
現在は閉鎖されているが、2020年代のリニューアルまで西武園ゆうえんちの中央口があった。

画像
 北口改札
ホームに直結している。行楽地の最寄り駅らしく、多客時用の有人ラッチが用意されていた。

画像
 南口
南口は駅の南端にある出入口で、駅周辺の住宅地へはこちらの出入口のほうがアクセスしやすい。

画像 画像
 駅前
駅前広場はない。駅周辺は住宅地で、線路の反対側には多摩湖の堤体がある。

画像
 南口改札
無人。ホームへは跨線橋でアクセスするがエレベーターはなく、当駅にはバリアフリールートが整備されていない。

画像 画像
 1・2番線ホーム 1枚目:国分寺方 2枚目:西武球場前方
1・2番線は多摩湖線のホームで、島式(頭端式)1面2線。北口改札や後述する3番線が終端部にある関係で、東側の2番線のほうが有効長が短い。

画像
 国分寺方
駅を出るとすぐに単線区間。開業当初の駅はカーブの先にあった。

画像 画像
 3(・1)番線ホーム 1枚目:国分寺方 2枚目:西武球場前方
3番線ホームは山口線のホームで、2番線と北口改札を挟んで向かい合っている。案内軌条式鉄道と普通鉄道の対面乗り換えを日本で唯一実施しており、多摩湖線と山口線の接続を考慮したダイヤ設定がされている。

画像
 西武球場前方
ホームの一部はトンネル内にある。

画像
 駅名標

西武多摩湖線武蔵大和駅(国分寺方面)
西武園ゆうえんち駅(西武球場前方面)←西武山口線

・駅の沿革
1936/12/30:村山貯水池駅として開業(多摩湖線)|1941/04/01:狭山公園前に改称|1951/09/01:多摩湖に改称|1961/09/20:約400m国分寺方から現在地に移転|1979/03/25:西武遊園地に改称|1985/04/25:山口線が乗り入れ|2021/03/13:多摩湖に改称

・ページのデータ
取材:2022/01/01
公開:2023/05/14
更新:公開後未更新

・このページの場所
日本駅巡り紀行(サイトトップ)→駅・車両のページ(コーナー目次)→西武山口線→多摩湖駅