日本駅巡り紀行

西武拝島線

[ 拝島線 はいじません ] 西武鉄道
小平〜拝島(14.3km)

拝島線は西武鉄道の路線で、新宿線小平から青梅線などと連絡する拝島の間を結んでいる。西武新宿線系統で最大の支線で、約半数の列車が小平で新宿線と直通している。

拝島線は複数の異なる出自の路線が繋がってできた路線で、全通は1968年と西武鉄道の中では比較的新しい。唯一戦前に開業したのは小平〜萩山間で、現在の多摩湖線と新宿線を連絡する「小平線」として開業した。続いて開業したのが小川〜玉川上水間の「上水線」で、玉川上水付近にあった日立航空機立川工場への専用線として戦時中に建設された路線を戦後に旅客化した区間だった。1962年に萩山と小川を結ぶ路線が建設されて小平線とともに上水線に編入され、小平〜玉川上水間が新宿線の支線としての上水線となった。1968年に玉川上水〜拝島間が延伸されて現在の路線となった。

駅紹介

開業の経緯から、小平〜東大和市間の路線は曲がりくねっており、多摩湖線に対しても国分寺線に対しても拝島線が分岐側の線形となっている。

すべての列車が拝島線内では各駅に停車する。

小平駅 SS19|地上ホーム・橋上駅舎|新宿線直通
萩山駅 SS30|地上ホーム・橋上駅舎|多摩湖線直通
小川駅 SS31|地上ホーム・橋上駅舎|国分寺線乗り換え
東大和市駅 SS32|高架ホーム・高架下駅舎
玉川上水駅 SS33|地上ホーム・橋上駅舎|多摩都市モノレール線乗り換え
武蔵砂川駅 SS34|高架ホーム・高架下駅舎
西武立川駅 SS35|地上ホーム・橋上駅舎
拝島駅 SS36|地上ホーム・橋上駅舎|青梅線・五日市線・八高線乗り換え

車両

新宿線と同じ車両が使用される。西武新宿線の項目を参照。

運行(2022/03/16改正)

急行・準急・各駅停車と座席指定の「拝島ライナー」が運転されるが、いずれも拝島線内では各駅に停車する。拝島線のダイヤは新宿線と一体化しており、日中は急行、各駅停車の2種別が運行される。

日中は西武新宿〜拝島間の急行が1時間に3本運転され、その合間に小平〜拝島間の各駅停車1本と小平〜玉川上水間の各駅停車2本が運転される。小平〜玉川上水間では1時間6本、玉川上水〜拝島間では1時間4本の運転となるが、小平方で10分間隔とすることに主眼をおいたダイヤとなっているため拝島方の運転間隔は不均等である。

朝夕ラッシュ時には増発され、拝島発着列車や新宿線直通列車の比率も上がる。また、平日朝ラッシュと西武ドーム試合開催時などの土休日には多摩湖線直通列車も運転される。座席指定列車「拝島ライナー」は夕夜間下り(1時間間隔)と平日朝上り(2本のみ)に運転され、下りは拝島線内フリー乗降、上りは乗車のみとなる。

・路線のデータ
開業日 小平〜萩山間:1928/11/02|萩山〜小川間:1962/09/01|小川〜玉川上水間:1950/05/15|玉川上水〜拝島間:1968/05/15
路線長:14.3km
単線/複線 小平〜玉川上水間:複線|玉川上水〜武蔵砂川間:単線|武蔵砂川〜西武立川間:複線|西武立川〜拝島間:単線

・ページのデータ
公開:2023/06/19
更新:公開後未更新

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