青砥駅は京成本線・押上線の駅で、両線が合流する京成の主要駅です。押上線の列車の大半は高砂より東側に直通するため、当駅と京成高砂駅の間は複々線区間になっています。スカイライナー以外のすべての列車が停車し、利用客数も京成電鉄で第8位です。
この駅は1928年、それまで押し上げに向かっていた本線から、日暮里方面へ向かう新たな本線が開業するのにあたり、分岐駅として開設された駅です。その後、1970〜80年代にかけて駅の改良工事が行われて現在の姿となりました。
島式2面4線の線路配置で、上りが2階、下りが3階にある重層駅です。この駅で押上線直通列車と本線直通列車が連絡する風景がよく見られます。駅舎は上りホームのさらに下にあり、飲食店などが入居する高架下商業施設「ユアエルム」の一部となっています。
左:南口 右:南口駅前
南口は駅南側の高架下にあります。駅の向かい側ににはリブレ京成があり、周囲も商業ビルなどが多くあるため、人通りは多いです。
左:北口 右:北口駅前
北口の入り口はユアエルムと一体化しています。
エレベーター専用出入口
北口と南口の間には、エレベーター専用の出入口があります。
改札
改札口は中2階にあり、広めに作られています。駅構内にもケンタッキーや駅そばなどがあり、京成の中では立派な駅施設です。
2階ホーム(1・2番線) 左:京成上野・押上方面 右:成田空港方面
2階ホームは上り列車の発着するホームです。3階の高架橋が上を覆っているため、薄暗いです。
2階ホーム上野方
当駅の高架化時点ではスカイライナー10連化計画があったため、ホームはいずれも10両分が作られています。2階ホームではこの空間は遊んでおり、3階ホームではライナーの待合室になっています。
3階ホーム(3・4番線) 左:京成上野・押上方面 右:成田空港方面
3階ホームは下り列車の発着するホームで、ずいぶんと高い場所にあります。ホームがとても広く作られているのがわかります。
3階ホームより成田空港方
当駅の東側には引き上げ線があります。2・3階の両方に通じる構造なので、複雑な構造です。
・ページのデータ
取材:2010年3月27日、2012年7月16日(最新取材日撮影写真のみ掲載)
公開:2010年10月4日
更新:2011年1月30日、2011年8月23日、2012年12月3日