日本駅巡り紀行

成田線(本線・空港支線)

[ 成田線 なりたせん ] 東日本旅客鉄道(第一種・第二種)、成田空港高速鉄道(成田線分岐点〜成田空港間の第三種)
佐倉〜成田〜松岸(75.4km)
成田〜成田空港(10.8km)

成田線はJR東日本の路線で、(千葉〜)佐倉〜松岸(〜銚子)間を成田経由で結ぶ。成田からは成田空港への支線(空港支線)と常磐線我孫子からの支線(我孫子支線)が分岐しており、このうち我孫子支線は常磐線の系統に組み込まれている。

成田線のうち佐倉〜佐原間と我孫子〜成田間は明治時代に成田鉄道が開業させた区間を国有化したもので、両区間は1920年に国有化された。国有化後、1933年までに佐原〜松岸間が延伸された。戦後しばらくは全線非電化・単線のローカル線だったが、成田空港の計画も絡んで1974年までに全線が電化され、1986年までに佐倉〜成田間が複線化された。1991年には成田新幹線の代替として空港支線が開業し、京成本線とともに空港アクセス路線となった。

(千葉〜)佐倉〜成田〜成田空港間は総武快速線と合わせて空港アクセス路線とされており、特急と快速が終日乗り入れる。成田〜松岸(〜銚子)間は普通列車のみが運転されるローカル線で、成田を境に列車の頻度が大きく変わる。

駅紹介(千葉〜成田空港間)

千葉〜佐倉間は総武本線に成田線が乗り入れる区間だが、千葉〜成田空港間が1つの路線であるかのような扱いを受けていることがある(駅ナンバリングなど)。

千葉駅 JO28|高架ホーム・橋上駅舎|快速・一部特急停車駅|総武線(快速)直通、総武線(各駅停車)、内房線・外房線、京成千葉線、千葉都市モノレール乗り換え
東千葉駅 JO29|地上ホーム・橋上駅舎
都賀駅 JO30|地上ホーム・橋上駅舎|快速停車駅|千葉都市モノレール乗り換え
四街道駅 JO31|地上ホーム・橋上駅舎|快速・一部特急停車駅
物井駅 JO32|地上ホーム・橋上駅舎|快速停車駅
佐倉駅 JO33|地上ホーム・橋上駅舎|快速・一部特急停車駅|総武本線乗り換え
酒々井駅 JO34|地上ホーム・橋上駅舎|快速停車駅
成田駅 JO35|地上ホーム・橋上駅舎|快速・一部特急停車駅|我孫子支線、京成本線乗り換え
空港第2ビル駅 JO36|地上ホーム・橋上駅舎|快速・特急停車駅|京成本線・京成成田空港線乗り換え
成田空港駅 JO37|地上ホーム・橋上駅舎|快速・特急停車駅|京成本線・京成成田空港線乗り換え

駅紹介(成田〜銚子間)

準備中

車両

       
209系2000番台・2100番台 京浜東北線・南武線で用いられていた209系を改造した車両で、成田線全線で用いられる。4両編成と6両編成があり、4・6・8両編成を組んで運用される。
E131系 房総地区の合理化のために導入された車両で、ワンマン対応の2両編成。成田線では、鹿島線に直通する普通列車の一部がE131系で運行される。
E217系 総武線快速への直通列車として終日に渡って千葉〜成田空港間に乗り入れる。1日1往復(朝上り・夜下り)のみ付属編成が成田〜香取(〜鹿島神宮)間に乗り入れ、夜間には間合い運用で佐原〜香取(〜鹿島神宮)間を1往復する。2024年現在、順次E235系への置き換えが進んでいる。
E235系1000番台 2024年現在、順次E217系を置き換えている。

運行

総武快速線に直通する快速の大半は空港支線に直通する(千葉以西)〜成田空港間の運転で、日中は毎時1本が運転される。朝上りと夜下りのみ、佐倉駅で分割併合して付属編成が鹿島神宮発着となる列車が1往復ある。

線内運転の普通列車は多くが本線のみの運転で、日中は全線にわたって毎時1本の運転(ただし、総武本線に乗り入れる区間では本数が増える)。一部、普通列車による千葉〜成田空港間の列車も運転される。

優等列車としては終日にわたって「成田エクスプレス」が総武快速線方面〜千葉〜成田空港間で運転され、日中は1時間に2本の運転となる。成田線内は空港の2駅しか停車しない列車が多いが、千葉には約半数の列車が、成田・佐倉・四街道にはラッシュ時の一部列車が停車する。

・路線のデータ(総武線直通区間、我孫子支線を除く)
開業日 佐倉〜成田間:1897/01/19|成田〜滑川間:1897/12/29|滑川〜佐原間:1898/02/03|佐原〜笹川間:1931/11/10|笹川〜松岸間:1933/03/11|成田〜成田空港間:1991/03/19
路線長:本線75.4km、空港支線10.8km
単線/複線 佐倉〜成田間:複線|その他:単線

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公開:2024/02/25
更新:公開後未更新

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