日本駅巡り紀行

公開:2011年11月7日
最終更新:2011年11月7日

関西空港線

 [ 関西空港線 かんさいくうこうせん ] 西日本旅客鉄道

 関西空港線は阪和線日根野駅〜関西空港駅間を結ぶ11.1kmの路線で、関西空港への旅行客を運ぶJR西日本の主要路線のひとつです。このうちりんくうタウン〜関西空港間は関西空港を保有する関西国際空港(株)が保有する区間で、同区間はJR西日本と南海電鉄の2社の列車が同じ線路を走ります。

 関西空港開業に向けて開港前から建設がすすめられた路線で、開港の約3か月前に開業しました。ほとんどの列車が「関空快速」として天王寺、京橋方面に直通するため事実上は阪和線と一体の路線として扱われています。

 りんくうタウン〜関西空港間にある空港連絡橋はJR在来線・私鉄線では最長の橋梁で、JRと私鉄が同じ線路を共用区間としても特殊な区間です。

目次
 駅紹介
 車両

列車種別

 関西空港線には関空快速と関空特急「はるか」のみが走っています。関空快速が全駅に停車するため各駅停車は運転されておらず、早朝などに運転される線内のみの列車は「シャトル」という列車種別で運転されます。

関空快速:関西空港線内は各駅に停車
 終日運転される関西空港へのアクセス列車で、基本的に阪和線内天王寺〜日根野駅間は紀州路快速と連結して運転されます。全列車が223系または225系による運転です。

駅紹介

 起点の日根野駅は阪和線と同じホームに発着し、りんくうタウン駅では南海線と同じホームを使用、そこから関西空港手前まで南海線と線路を共用しますが、関西空港駅では南海線とは別々のホーム、改札を使用します。昼間は15分間隔の快速と30〜60分間隔の特急「はるか」が走り、南海線の列車も走るためりんくうタウン駅では多種多様な列車を見ることができます。

阪和線直通 関空快速は通過運転
日根野駅

阪和線直通

地上駅・橋上駅舎  りんくうタウン駅から関西空港駅の間は南海空港線と共用していて、同じ線路の上を走ります。
りんくうタウン駅 南海空港線と共用 高架駅・高架下駅舎
関西空港駅 南海空港線と共用 高架駅・橋上駅舎

車両

223系0番台 223系2500番台 225系5000番台
 223系は関空快速向けに1993年からJR西日本が製造を開始した近郊型の形式で、その後はJR西日本の標準タイプの形式として2008年まで15年にわたって製造されました。この0番台はその中でも最も古いタイプで、1000番台(東海道線新快速向け)以降は使用されなかった丸い前照灯が特徴です。  2500番台は0番台の不足を補うために製造されたタイプで、1000番台(東海道・山陽線用)以降の標準的なデザインを踏襲しています。阪和線・関西空港線の223系は数回にわたって編成を組み替えているため、、2500番台の中でも製造時期で差があり、0番台と混合した編成も存在しています。  225系は223系の次世代形式としてJR西日本が開発した近郊型電車で、そのうち5000番台は阪和線用です。座席の配置や青のグラデーションを用いた塗装などは223系に準じていますが、外観や内装の部品などは大きく変更され、イメージを一新しました。

223系、225系はすべて4両編成を組んでいて、形式による区別なしで使用されています。基本的にほとんどの列車が日根野駅から紀州路快速と連結して、8両編成になります。

281系(画像のみ)
 281系は特急「はるか」に使われる車両で、青と白をベースにした爽やかなデザインは南海「ラピート」とはかなり違います。

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