日本駅巡り紀行

公開:2011年11月7日
更新:公開後未更新

225系5000番台

 [ 225系5000番台 ] 西日本旅客鉄道 日根野電車区(阪和線・関西空港線・紀勢線・大阪環状線用)

 225系は223系に代わるJR西日本の標準近郊型電車として開発された形式で、阪和線・関西空港線系統と東海道線・山陽線系統の快速列車に投入されています。そのうち5000番台は阪和線・関西空港線用の仕様で、最終的に4両編成29本が登場する予定です。

 外観は東海道・山陽線用の0番台と同じデザインで、のっぺりした顔立ちになったことで223系からは大きくイメージが変わりました。塗装は223系の阪和線向けと同じ青と白のグラデーション帯が採用されています。

 車内は223系と同じく東海道線など向けよりも少ない2列+1列の転換クロスシートで、立ち席を増やすことで関西空港へ向かう乗客や阪和線の混雑に配慮しています。ユニバーサルデザインの一環として、つり革の大型化やつり革・手すりの黄色化などが行われていて、モケットの色が濃い青色という新しい色になったこともあって少し派手目な内装になっています。

外観

 E512編成 浅香にて 和歌山方から
衝突時の被害緩和のため、223系・221系の曲面重視のデザインから一転した、のっぺりした顔立ちになっています。帯は阪和線の223系と同じ色です。


車内など

 
座席以外の部分の面積を増やすため1+2列の座席配置になっています。非常時などにつかまりやすいように手すりなどが黄色くなり、少し派手な配色になっていますが、座席の色との相性がいいのか、そこまで悪くない風にまとまっている気がします。
(ちなみに関東を中心にオレンジ色のつり革は優先席の目印とされていますが、この列車では優先席付近のつり革はストラップの部分が緑色になっています。)

 
223系に比べてトイレが大型になったのが特徴で、車いすスペースも編成あたり2か所に増設されました。

 
ドアには他社でも流行りの黄色い警戒テープが張られていますが、JR西日本では「挟まれる」ことより「引き込まれる」ことの方が危険と考えているのか、テープはドアの戸袋側に張られています。
また、半自動ドアスイッチの取り付け方も特徴的で、広告と一体化しています。


つり革の色と並んで目立つこの車両の特徴が液晶画面の設置場所で、一般的にはドアの上にある機械が屋根に取り付けられています(通勤型の321系も同様)。

 
窓が大きく全面展望しやすい先頭の形になっています。信頼性のあるシステムを重視しているのか、最新型ながらもアナログの速度計とツーハンドルマスコンを使用しています。

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