[ 糸魚川駅 いといがわ えき ] 新潟県糸魚川市
橋上駅舎
構造:高架ホーム・相対式2面2線(新幹線)、地上ホーム・単式島式混合2面4線(大糸線・日本海ひすいライン)
黒部宇奈月温泉駅(敦賀方面)←北陸新幹線→上越妙高駅(東京方面)
青海駅(泊方面)←えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン→えちご押上ひすい海岸駅(直江津方面)
姫川駅(南小谷方面)←大糸線
糸魚川駅は北陸新幹線、JR大糸線、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの駅で、糸魚川市の中心駅。JR西日本の駅員が常駐する駅としては最も東にある。
北陸新幹線開業に先立って南北自由通路が開通し、自由通路に接続する形で新幹線と在来線の改札がそれぞれ設置されている。在来線側にはJR大糸線も発着するが、管理はえちごトキめき鉄道がおこなっている。南口(アルプス口)には交流施設「ジオパル」があり、大糸線泥漿されていたキハ52形が静態保存されている。
日本海口(北口)
糸魚川市の中心部は駅の北側にあるため、日本海口がメインの出入口。橋上駅舎をあまり感じさせない見た目の駅舎となっている。
日本海口駅前
駅前ロータリーは新幹線駅にしては小さい。ホテルや居酒屋などがメインで、コンビニやファストフードのような店が駅周辺に少ないのも特徴。
日本海口駅前
駅前の通りを300mほど進むと日本海。
アルプス口(南口)
新幹線の高架下が駅舎となっている、新幹線駅にありがちな造り。
アルプス口駅前
日本海口と同じくらいの規模の駅前広場が設置されている。周辺は住宅地。
アルプス口レンガ倉庫モニュメント
かつて糸魚川駅にあった機関庫は20世紀初頭に竣工したレンガ造りの貴重な建物で、その一部がアルプス口の前に保存されている。アーチの中を通して後述のキハ52形を屋外展示できるようになっている。
モニュメントの裏側
新幹線駅にかかることになった機関庫を曳家で移設する構想もあったが、資金面で頓挫し正面部の壁のみが移設・保存された。
糸魚川ジオステーション ジオパル
南口の1階は交流施設「ジオパル」とされ、内部は主に糸魚川ジオパークの観光案内施設と鉄道関係の保存展示施設に分かれている。
ジオパル内部
鉄道保存展示施設には静態保存されたキハ52 156(内部は待合室として開放)やトワイライトエクスプレスのモックアップ、鉄道模型ジオラマなどが置かれている。キハ52形はレールの上に乗っているため、駅前広場まで移動させることができる。
自由通路
自由通路は新幹線開業に向けて建設されたもので、それまでは北口しかなかった。
新幹線乗り場への通路
細長い空間に券売機や窓口・改札などがまとまっている。
新幹線改札
11・12番線ホーム 1枚目:東京方 2枚目:敦賀方
新幹線ホームは高架上の相対式ホーム。
新幹線ホームから見る日本海
上りホームからは日本海が望める。「日本海に最も近い新幹線駅」をキャッチコピーにしている。(海への距離は徳山駅に負ける)
新幹線駅名標
在来線改札
JRと第3セクターの共用駅だが、JR側のほうが圧倒的に本数も利用者数も少ない。在来線側の施設はトキ鉄が管理しており、大糸線にはJR西日本が管理する有人駅がない状態となっている。
ヒスイの勾玉のモニュメント
改札内にある。
跨線橋から見た新幹線ホームと在来線ホーム
当駅の前後では新幹線が在来線の南側に張り付いている。
1〜3番線ホーム 1枚目:直江津方 2枚目:泊方
日本海ひすいラインのホームは、国鉄型の2面3線に貨物列車用の中線が挟まれた構造。外側の1・3番線が本線で、2番線は折り返し列車が使用する。
4番線ホーム
2番線の泊方に、短い切り欠きホームの4番線がある。4番線からは大糸線が発着する。
ホームの直江津方
かつてブルートレインも停車していた名残でホーム有効長は12両以上あるが、現在ではせいぜい3両編成しか発着しない。そのため、駅舎から遠い直江津方の半分以上が閉鎖されている。
金沢総合車両所富山支所糸魚川運転派出
駅の南側には、大糸線の車両(キハ120形)を留置するための車庫がある。かつてはこの車両基地がもっと広く、赤レンガ倉庫も置かれていた。
旧北口駅舎
橋上駅舎になる前の駅舎も半分ほどが残っている。業務用に使用されているようだ。
1〜3番線ホーム
駅名標にさえ目をつぶれば、「はくたか」や「北越」が今にもやってきそうな雰囲気が残っている。
泊方
駅を出ると、日本海ひすいラインの下り線をまたいで大糸線が南に分岐していく。
駅名標
駅名標はすべてえちごトキめき鉄道のデザイン。
・駅の沿革
2014/03/14:開業
・ページのデータ
取材:2024/06/15
公開:2024/11/04
更新:公開後未更新