弘前駅はJR奥羽線と弘南鉄道弘南線の駅で、津軽地方の中心都市弘前市の代表駅である。弘南鉄道弘南線は当駅がターミナルであるほか、奥羽線に乗り入れる五能線の列車も当駅から利用することができる。
JR弘前駅は単式・島式混合2面3線という標準的な中間駅と同じホーム構成だが、ホームに面さない部分に貨物駅や車庫などの多数の大量の側線があり、駅の規模は大きい。弘南弘前駅は頭端式ホーム1面2線で、駅舎はJRの橋上駅舎とは独立している。
駅には西側の中央口と東側の城東口があるが、弘前城周辺に広がる市街地中心部へは中央口から西へ1kmほど距離がある。
JR弘前駅
中央口
中央口は弘前駅の表玄関で、アプリーズという駅ビルが併設されている。
中央口駅前広場
中央口の駅前広場からは多数のバスが発着する。駅前にビジネスホテルや駅前商店街・大型スーパーなどがあるが、弘前駅前は弘前市の中心市街地ではない。
城東口
城東口の隣には弘南鉄道の駅舎が建てられている。
城東口駅前
城東口の周辺に広がる市街地は住宅地で、中心駅の駅前にしてすでに郊外のような雰囲気が漂う。
自由通路
2004年に建てられた弘前駅舎は新しい橋上駅舎で、駅舎内はそれなりの賑わいがある。
改札
改札は自動化されている。この部分だけ切り取るとまるで関東近郊の駅である。
ホーム 左:大館方面を望む 右:青森方面を望む
ホーム部は単式・島式混合2面3線の線路配置で、大まかに言えば1・3番線が当駅を通り過ぎる列車に、2番線が折り返し列車に使われることが多い。
ヤード
駅の東側には留置線が多数設置され、五能線や奥羽線の車両が休んでいる。
弘南鉄道弘前駅
駅舎
弘南鉄道の駅舎はJR弘前駅城東口の出入口脇に設置されている。有人駅で、改札も実施されている。
ホーム 左:黒石方面を望む 右:終端部を望む
頭端式1面2線の線路配置で、ホーム番号はJRの連番ではなく独立して1・2番線となっている。
黒石方面を望む
黒石方には奥羽線との間に渡り線がある。
駅名標
駅名標は帯色を弘南鉄道のコーポレートカラーであるオレンジに変えたほかはJRと同じデザイン(ただし書体はJRと異なるように感じる)で、この駅のみでみられる様式である。
・駅のデータ
沿革 1894(M27)年12月1日:現在の奥羽線に開業/1927(S2)年9月7日:弘南弘前駅開業/1986(S61)年4月1日:弘南弘前が弘前に改称
駅のある地点:奥羽線福島駅起点447.1km/弘南線起点
・ページのデータ
取材:2015年8月25日
公開:2016年7月2日
更新:公開後未更新