日本駅巡り紀行

みなとみらい線

[ みなとみらい21線 みなとみらい21せん ] 横浜高速鉄道
横浜〜元町・中華街(4.1km)

みなとみらい線は横浜高速鉄道の路線で、横浜駅・みなとみらい・元町など横浜市中心部を結んでいる。正式名称はみなとみらい21線だが、案内・広報等で使用されることはほぼない。全列車が東急東横線と直通し、列車の運行も東急に委託するなど、運行上は実質的に東横線と一体化している。

みなとみらい線の終点である元町地区には横浜市営地下鉄3号線(ブルーラインの一部)が関内駅から伸びることが1966年から計画されていたが、工事中の道路混雑の問題などがあり着工に至らなかった。代わって計画されたのがみなとみらい21線で、当初は横浜線と直通して東神奈川から本牧を経て根岸に向かう計画だったが、国鉄の財政問題などから東急東横線と直通する計画に変更された。1989年に第3セクターの横浜高速鉄道が設立されて翌年免許を取得した(市営地下鉄3号線の免許は同時に廃止)。

2004年に開業した際にはほぼ同時に東横線横浜〜桜木町間が廃止・東横線横浜駅が地下化された。みなとみらい21地区の開発は進み、当路線の利用者も少なくない。しかし、高額な建設費やそれによる運賃の割高感により、開業から20年近く経ても厳しい経営状態が続いている。

駅紹介

全線に渡り軟弱地盤に建設されたため、どの駅も地下深くにホームがある。駅の建設にあたっては「駅デザイン委員会」が設立されており、各駅が独自のデザインとなっている。

横浜駅 MM01|地下ホーム・地下駅舎|特急・通勤特急・急行停車駅|東急東横線直通、JR線、京急本線、相鉄本線、横浜市営地下鉄ブルーライン乗り換え
新高島駅 MM02|地下ホーム・地下駅舎
みなとみらい駅 MM03|地下ホーム・地下駅舎|特急・通勤特急・急行停車駅
馬車道駅 MM04|地下ホーム・地下駅舎|通勤特急・急行停車駅
日本大通り駅 MM05|地下ホーム・地下駅舎|通勤特急・急行停車駅
元町・中華街駅 MM06|地下ホーム・地下駅舎|特急・通勤特急・急行停車駅

車両

自社で保有しているY500形のほか、東急5000系・5050系、東京メトロ10000系・17000系、西武6000系・40000系、東武9000系・50000系が乗り入れる。通勤特急・特急はすべて10両編成での運転のため、自社車両は各駅停車と一部の急行としてしか運転されない。

 
Y500系 横浜高速鉄道は東急5000系と共通仕様の車両であるY500系を保有している。青と黄色のグラデーションを用いたラッピング塗装で、東急保有車両とは外観で区別することが可能である。東急が保有する5000系・5050系の8両編成と共通で運用され、副都心線、西武有楽町・池袋線、東武東上線にも乗り入れる。

運行

運行は完全に東急東横線と一体化しており、初発下り列車以外はすべての列車が東横線と直通している。列車種別は特急・通勤特急・急行・各駅停車の4つで、横浜での種別変更は行わない。日中は特急・急行が1時間に4本ずつ、各駅停車が優等列車と交互に1時間に8本運転される。線内に待避駅はないため、常に先発列車が先着するダイヤとなっている。

・路線のデータ
開業日 横浜〜元町・中華街間:2004/02/01
路線長:4.1km
単線/複線 全線複線

・ページのデータ
公開:2022/10/16
更新:公開後未更新

・このページの場所
日本駅巡り紀行(サイトトップ)→駅・車両のページ(コーナー目次)→みなとみらい線