[ 渋谷駅 しぶやえき G01 ] 東京都渋谷区
出入り口:2ヶ所
構造:高架ホーム・島式1面2線
東京メトロ銀座線→ 表参道駅(浅草方面)
東急線,東京メトロ半蔵門線・副都心線乗り換え→渋谷駅(地下)
移転前の様子→渋谷駅(移転前)
渋谷駅は銀座線の終点で、JR・東急・副都心線と乗り換えられる主要駅。銀座線の駅は東京高速鉄道線として開業した当時から地形の関係で地上にあり、半蔵門線・副都心線の駅とは改札内でつながっていない。
開業時から2019年まで駅は東急百貨店東横店の3階に突き刺さるような構造でJR線をまたぐ部分にホームが有ったが、渋谷駅改良工事の一環として2019〜2020年の年末年始に明治通り上の新ホームへと移転した。
島式1面2線のホームは屋根・壁を兼ねたM字形の構造の中にあり、柱のない空間となっている。ホーム両端にある出入り口はそれぞれスクランブルスクエア・ヒカリエの「アーバン・コア」に隣接している。後述の通り、旧ホームも一部が利用されている。
明治通り側出入口
明治通りの東側の出入り口は2020年の移転で新設された。高架下にあり、柱のデザインを活かしている。南側にはヒカリエのアーバン・コアの出入り口(半蔵門線等B5出入口)が隣接している。
駅周辺
明治通りに面している。
明治通り方面改札・構内
事務室・改札はコンパクトな作り。デザインにはラインカラーがアクセントとして使用されている。
スクランブルスクエア方面改札
明治通り西側の改札はホームと同一平面にある。渋谷駅に乗り入れるすべての路線と乗り換えられる改札であるため利用者が多い。移転直後であるためまだ設備や乗換通路は仮設の状態である。
ホーム 左:終端方 右:浅草方
ホームは柱がない空間で、屋根・壁を支えるM字形の構造が特徴的。ホームドアを今後取り付ける予定であり、床等は仮設。
両側に列車が入線した状態
基本的に常に片側または両側の線路に列車が入選しているダイヤとなっている。列車のカラーリングを含め、少し日本離れした風景。
壁
自然採光を取り入れており、列車がいなければ明治通りを見下ろせる。
終端方
1番線は終端に車止めがあり、2番線は線路が西に伸びていて旧駅構内を通って留置線(旧駅時代の引き上げ線、かつての渋谷車庫)に通じている。
浅草方
浅草片の2両分は渋谷ヒカリエと既存のビルに挟まれているため覆いの構造が異なる。なお、線路配置としては駅を出るとすぐにシーサスクロスが有る。
駅名標
東京メトロの標準的なサインシステムを使用しているが、枠にラインカラーを入れている点や周辺地図の表現などに渋谷駅独自の部分がある。
ホーム上の柱
構造的には柱がないものの、通常の駅で柱・屋根についているような看板・ボタン・アンテナ類が設置できるように細い柱と梁が設置されている。ホームドア設置時には違った形になることも考えられる。
発車標
ホーム中央に設置された柱型の発車標は当駅独自。
旧ホーム・線路の様子
2019年までのホームは現在よりも西側にあり、相対式2面2線の駅は乗降分離されていた。
旧来の引き上げ線が留置線として存続するため、旧渋谷行き線路は回送線として利用されている。今後、東急東横店の再開発に合わせて旧駅部分の線路は単線の回送線として整備される予定である。
また、ホームについても2020年1月現在旧降車ホームが乗り換え通路として暫定利用されている。
スクランブルスクエア改札付近から見た回送線
旧駅構内
旧渋谷方面のみ回送線として線路が残されている。留置線付近は複線で、留置能力等は変化していない様子。
旧降車ホーム
銀座線〜JR線・井の頭線の連絡通路として暫定利用されている。ホームと誤認しないよう、点字ブロックが剥がされ、回送線との間は高い柵で区切られている。
駅構内
旧浅草方面は線路が剥がされているがホームはほぼそのまま残っているようだった。ただし、浅草方の一部は回送線に重なるため撤去されている。
旧ハチ公前方面降車改札
JR中央改札に近いため、現在も乗り換え客が多く利用している。改札機は撤去されている。
旧東急百貨店方面改札(旧ホーム側より)
井の頭線との乗り換えに使える通路だが、利用者は少なめ。
旧ハチ公前方面乗車改札
旧乗車ホームへの改札は完全に閉鎖されている。
旧定期券売り場
旧改札前の自由通路
改札に隣接していたカフェが営業しているため、通路は閉鎖されていない。
旧改札入り口の階段(JR玉川改札付近)
「↑銀座線」の矢印の向きだけ変えられている。
旧改札入口の階段(渋谷マークシティ側)
案内表示が全て消され、エスカレーターも停止している。
・駅のデータ
沿革 1938/12/20:開業/2020/01/03:現在地に移転
駅のある地点:銀座線浅草起点14.2km
・ページのデータ
取材:2020/01/03
公開:2020/01/03
更新:公開後未更新