日本駅巡り紀行
勝田台駅
東葉勝田台駅
[ 勝田台駅 かつただいえき KS30 ] [ 東葉勝田台駅 とうようかつただいえき TR09 ] 千葉県八千代市
京成大和田駅(京成上野方面) ←京成本線→ 志津駅(成田空港方面)
村上駅（西船橋方面） ←東葉高速線
勝田台駅は京成本線の駅で、東葉勝田台駅は東葉高速線の終点駅。両者は自由通路を共有するなど実質的には一つの駅として機能している。両駅を合わせれば利用客数は八千代市内最多で、京成のライナーを除くすべての列車が停車する。
勝田台駅は相対式ホーム2面2線の線路配置を持つ地上駅で、東葉勝田台駅と共用の駅舎は地下にある（ただし地上にもホーム直結の改札がある）。東葉勝田台駅のホームは駅舎のさらに下の地下2階にあり、島式ホーム1面2線の線路配置。西船橋方に両渡り線がある。駅周辺は計画的な住宅地となっており、駅前には高度経済成長を感じさせるような、下駄履き団地の商店街が見られる。
勝田台駅
左：A1出入口 右：A2出入口
地下駅舎である勝田台駅の出入口には原則として地下鉄風の出入口名がつけられている。京成の南口はA1・A2出入口と案内されている。2つの出入口は同じ駅ビルの東西に位置し、通常ならば一緒くたに「南口」と案内されそうな立地。
南口ロータリー
A1・A2出入口が面する南口駅前には商業施設に囲まれたロータリーがある。
南口駅前通り
南口の駅前通りには1階のみ商業が入るいわゆる「下駄履き住宅」が左右に建ち並ぶ。開業時のまま時が止まってしまったような、高度経済成長期をイメージさせる風景。
南改札
なお、A1・A2出入口の間には上りホームに直結する改札が設けられている（出入口番号は設けられていない）。そのため、A1・A2出入口を使うのは京成線下り方面か東葉高速線の利用者だと思われる。
左：A3出入口 右：ホーム北側の壁
京成の北口に当たる出入口はA3出入口（左写真奥の壁の裏側がホーム）。東葉高速への対抗心なのか、北口も南口もこれでもかというくらいデカデカと「Keisei」アピールをしている。
北口駅前
北口は南口に比べてだいぶ閑散とした印象だが、バス路線も発着する駅前ロータリーがある。
中央改札
中央改札は地下にある。通路の多さが利用客の多さを伺わせる。
ホーム 左：京成上野方面 右：成田空港方面
京成のホームは相対式2面2線の地上ホームで、全長に渡って上屋がある。退避等は出来ないが、ライナー以外すべての列車が停車する主要駅である。
京成駅名標
東葉勝田台駅
T2出入口
勝田台駅の出入口がA～出入口なのに対し、東葉勝田台駅の出入口はT～出入口。不規則だが、南からT2、T1、T3の順に紹介する。なお、地下の自由通路がつながっているため、実際は両駅のどの出入口からでもどちらの駅も利用できる。
両会社が併記されたT2出入口看板
T2出入口前
写真に写る通りは京成勝田台駅北口ロータリーから続いている。
T1出入口
T1出入口は丸みを帯びた縦長のフォルムが印象的。T2出入口から北へ100mほどのところにある。
T1出入口駅前
T1出入口の前にある通りはT2出入口から続いている通り。しかし、駅はこの通りの下に埋まっているわけではなく通りに浅く突き刺さるように民地と道路両方の地下にかぶって立地している。
T3出入口
T3出入口は最も北にある出入り口、地下駐輪場の出入口と建物を共有しており、そちらの役割のほうがメインなのか駅名標も設置されていない。
T3出入口は栄町公園という都市公園の中に立地しており、駅前は住宅地の中の小さな道路。
T3出入口地下から見た自由通路
T3出入口はかなり北に立地しているため勝田台駅に向かって長い通路が続く。
南改札
A1～A3出入口や京成との乗り換えには南改札を使うことになる。
北改札
北改札はT1出入口を下ったところにあり、T1～T3出入口からは北改札を利用することになる。
ホーム 左：西船橋方面 右：終端側
島式ホーム1面2線の線路配置を持つ地下ホーム。
西船橋方
駅の西船橋方には両渡り線があり、その先にはトンネル出口が見える。
東葉高速駅名標
京成勝田台駅自由通路から東葉勝田台駅自由通路を望む。
施設として京成と東葉高速の境界は一応あるが、利用者へのバリアはなく、施設としては一体のものとして利用されている。
・駅のデータ
沿革 1968年5月1日：勝田台駅開業／1996年4月27日：東葉勝田台駅開業
駅のある地点：本線京成上野起点40.3km
・ページのデータ
取材：2015年7月19日
公開：2018年7月15日
更新：公開後未更新