[ 京急蒲田駅 けいきゅうかまたえき KK11 ] 東京都大田区
高架下駅舎
構造:高架ホーム・島式2面6線
雑色駅(浦賀方面)←京急本線→梅屋敷駅(品川方面)
糀谷駅(羽田空港方面)←京急空港線
高架化中の様子(2011年)はこちら→京急蒲田駅(高架化工事中)
京急蒲田駅は京急本線・京急空港線の接続駅で、空港線の起点駅。京急の主要駅の一つだが、昼間に40分に1本運転されるエアポート快特は当駅を通過する。JR・東急の蒲田駅とは約700m離れており、空港アクセスのために東急多摩川線と京急空港線をつなぐ「蒲蒲線」計画が20世紀末からあるが、具体的な進展は未だにない。
島式ホーム1面3線を2段重ねにした2面6線の駅で、本線と空港線の複雑な運転をさばいている。それぞれの階の線路配置はほぼ同じで、東側の1・4番線は空港線直通列車、西側の3・6番線は本線列車のホームとなっており、3・6番線の南側には切り欠きの待避線である2・5番線がある。3階の1〜3番線が下りホーム・2階の4〜6番線が上りホームだが、横浜方面〜空港線の直通列車は当駅で方向転換するため、羽田空港行は2階からも3階からも発着する。
西口(改札階)
西口はJR・東急の蒲田駅に近い側の出入口。
西口駅前(2階)
改札階は地上から1フロア上にあり、そこから直接ペデストリアンデッキに出られる。デッキは駅前の再開発ビルにもつながっている。
西口・西口駅前(地上)
地上のほうが裏口のようになっている。ペデストリアンデッキの下の駅前広場にはバス・タクシー乗り場が設けられている。
東口側駅舎外観
3層(改札会を含むと4層)構造でホームの長さが18両分にも及ぶため、駅舎は分厚い壁のように見える。
東口・東口駅前(改札階)
改札階からは第一京浜を渡る歩道橋に直接出られる。
東口駅前広場
歩道橋で第一京浜を超えた先にバスロータリーがある。広場に隣接する特徴的な外観の建物は大田区産業プラザ。
東口(地上)
西口のすぐ裏側にある。
東口駅前(地上)
駅前は第一京浜拡幅の事業用地となっているため、歩道が非常に広い。
空港線
当駅の中程から2層の空港線が直角に分岐していくダイナミックな光景が見られる。高架化までは空港線が第一京浜を単線の踏切で渡っており、道路・鉄道双方のボトルネックになっていた。
現在でも急カーブなことには変わりがなく、騒音防止のため列車通過時には線路への散水が行われている。
改札
改札は地上から数えて2層目の階にある。なお、4〜6番線ホームのある階(3層目)が「2階」とされており、改札がある場所は「改札階」として案内されている。
改札階
改札階と地上の一部は商業施設として利用されている。
4・6番線ホーム 1枚目:品川方・2枚目:浦賀・羽田空港方
2階にある4〜6番線には「品川方面へ向かう列車」と「横浜方面から到着する列車」が発着する。そのため、4番線には羽田空港発の品川方面行と横浜方面発の羽田空港行が発着する。
4番線は空港線直通列車、6番線は本線列車のホームとなっている。
5番線
5番線は6番線の南側にある切り欠きホームで、羽田空港方面には発着できない。ラッシュ時に当駅で優等列車を退避する列車が使用する。
5番線ホーム 1枚目:品川方・2枚目:浦賀方
品川方には安全側線がある。4・6番線には設置されているホームドアが設置されておらず、列車の発着がない昼間は閑散としている。
1・3番線ホーム 1枚目:品川方・2枚目:浦賀・羽田空港方
3階にある1〜3番線には「品川方面から到着する列車」と「横浜方面に向かう列車」が発着し、1番線が空港線直通列車用で、4番線と同様に変則的な使用方法となっている。最上階であるため2階ホームよりも明るい。
2番線ホーム
4番線と同様に切り欠きの待避線となっている。昼間は列車の発着がなく、閑散としている。
空港線分岐部
1・4番線のともに、駅の途中で空港線が分岐していく。
品川方
2・3階ともに本線ホームは12両対応、空港線ホームは8両対応のため、品川方端部は本線側のみホームがある。昼間はこの付近に発着する列車がないため閑散としている。
駅名標
・駅のデータ
沿革 1901/02/01:蒲田駅として開業|1925/11:京浜蒲田に改称|1987/06/01:京急蒲田に改称|2012/10/21:高架化が完了
駅のある地点:本線品川起点8.0km、空港線起点
・ページのデータ
取材:2021/10/09
公開:2021/10/23
更新:公開後未更新