日本駅巡り紀行

公開:2012年2月5日
更新:2012年2月7日

京急大師線

 

[ 大師線 ] 京浜急行電鉄

 京急大師線は京浜急行電鉄の路線の1つで、関東で最も古い電気鉄道です。名前の通り川崎大師を目指して作られた路線で、大師電気軌道(現在の京浜急行電鉄)が1899年に川崎駅(のちに六郷橋駅となり廃止、現在の京急川崎〜港町間にあった)と大師駅(現在の川崎大師駅)との間を開業させたことに始まります。その後ルートの変更や路線の延伸・縮小を行ったりしましたが、1970年に現在の路線の形に落ち着きました。

 京急発祥の路線ではありますが現在は4両編成の列車がずっと線内を往復していくだけのローカル線となっています。しかし、現在地下化による立体交差化事業が進められており、そのうち産業道路駅の付近は先行して着工されています。完成すればルートが大幅に変わってしまう大規模な計画で、計画中の川崎市営地下鉄との連携も考えられていますが、産業道路駅付近以外の計画は進んでおらず先行きは不透明なものとなっています。

駅紹介

 大師線は全線複線(ただし産業道路〜小島新田間は単線化されています)4.5kmのミニ路線で、京急の支線では唯一、本線との直通列車が設定されていない独立した路線です。

 すべての列車が普通列車で、途中駅折り返しの列車などは運転されていません。10分おきに4両編成の列車が運転されるダイヤになっていて、ローカル支線ながらも利便性が確保されています。

  駅名  連絡路線 駅の状況 沿線風景
KK20 京急川崎駅 京急本線連絡 地上駅、本線高架下  全区間に渡り多摩川に沿って作られています。沿線は住宅のほか、工場も多く、工業地帯の路線的な性格と下町の路線的な性格を併せ持っています。
KK21 港町駅   地上駅、地上駅舎
KK22 鈴木町駅   地上駅、地上駅舎
KK23 川崎大師駅   地上駅、地上駅舎
KK24 東門前駅   地上駅、地上駅舎
KK25 産業道路駅   地上駅、地上駅舎
KK26 小島新田駅   地上駅、地上駅舎

車両

 大師線には4両編成の車両のみが使用されます。1500形が運転されることが多く、新1000形や2000形で運行することもあるようです。

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