上総中野駅は小湊鐵道といすみ鉄道それぞれの終点駅で、小湊鐵道の駅としては唯一市原市ではなく夷隅郡大多喜町にある。小湊鐵道と国鉄木原線の当初計画では当駅は2つの房総半島横断路線が交差する駅となるはずだったが、両者とも当駅から先への延伸は叶わなかった。
線路配置はいわゆる国鉄形配線の2面3線の中線を撤去した変則的な2面2線。そのうち駅舎に近い方を小湊鐵道が、遠い方をいすみ鉄道が使用している。両者の線路はホームに面していない側線を通じて繋がっているが、その線路は使用されていない。
駅舎
駅舎はログハウス風。2つの会社の接続駅だが無人駅で、駅舎内は待合室になっている。
駅前
駅前広場があり、バスのりばなどに利用されている。
駅舎遠景
駅舎の横にある竹型の建物は公衆トイレ
小湊鐵道ホーム 1枚目:五井方 2枚目:終端方
駅舎に面しているホームは小湊鉄道線ホーム。なお、上総中野は太平洋側の生活圏に入っているため養老渓谷〜当駅間は小湊鉄道線内でも極端に本数が少ない。
小湊鐵道駅名標
か「づ」さなかのという表記になっている。西畑も表記されている。
いすみ鉄道ホーム 1枚目:終端方 2枚目:大原方
かつて島式ホームであったホームの駅舎と反対側のみを使用している。ホームに面していない側線がある。
自動販売機
ホームの自動販売機はキハ52系をイメージしている。
五井方
いすみ鉄道の側線は五井方で小湊鐵道に接続しているが、現状では直通列車等は設定されていない。
駅名標
養老渓谷も表記されている。
・駅のデータ
沿革 1928/05/06:小湊鉄道線が開業|1934/08/26:国鉄木原線が開業(JRを経て小湊鉄道線に)
駅のある地点:いすみ鉄道いすみ線大原起点26.8km
・ページのデータ
取材:2016/11/16
公開:2012/02/20
更新:2021/03/07(全面差し替え)
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