日本駅巡り紀行

一畑電車大社線

[ 大社線 きたまつえせん ] 一畑電車
川跡〜出雲大社前間(8.3km)

大社線は一畑電車の鉄道路線で、北松江線の川跡と出雲大社前を結ぶ。北松江線と接続して松江市・出雲市から出雲大社へのアクセス路線として機能している。

出雲今市(現:出雲市)から出雲大社へは国鉄の大社線があったが、一畑軽便鉄道も路線を建設することとなり、北松江線の全通後ほどなくして川跡〜大社神門(現:出雲大社前)間が開業した。1990年に国鉄大社線が廃止されると、出雲大社へアクセスする唯一の鉄道路線となった。

土休日を中心に北松江線との直通運転を実施しており、2013年以降のダイヤ改正では直通列車の本数や出雲市・松江両方面のバランスなどがたびたび変更されている。

駅一覧

全線が出雲平野の中を走る。路線の途中には行き違い設備がない。終点の出雲大社前駅は西洋やイスラムを感じさせるコンクリート造の駅舎で、登録有形文化財となっている。

川跡駅 5|地上ホーム・地上駅舎|特急・急行停車駅|北松江線乗り入れ
高浜駅 23|地上ホーム・駅舎なし
遙堪駅 24|地上ホーム・駅舎なし
浜山公園北口駅 25|地上ホーム・駅舎なし|急行停車駅
出雲大社前駅 26|地上ホーム・地上駅舎|特急・急行停車駅

車両

北松江線と共通の車両が使用されている。一畑電車北松江線を参照

運行(20224/04/01改正)

列車種別としては特急(土休日のみ)・急行(平日のみ)・普通が設定されており、どの列車も乗車券のみで乗車できる。終日にわたりおおむね1時間に1〜2本の運転で、日中は1時間間隔のパターンダイヤとされているが、平日と土休日で大きくダイヤが異なる。

平日朝には線内完結の下り急行が2本運転され、うち1本は電鉄出雲市発の特急「スーパーライナー」に接続する。その他は普通で、下り初発が雲州平田発であるほかは線内完結列車。
平日日中は普通列車が1時間間隔で運転され、線内完結列車が主体だが、10時台と15時台の2往復のみ電鉄出雲市→出雲大社前と出雲大社前→松江しんじ湖温泉の直通列車が運転される(それぞれ逆方向の直通列車は運転されない)。
平日夕方には松江しんじ湖温泉発の急行に接続する線内完結の下り急行と、その折返しで出雲大社前→雲州平田の上り急行が運転される。その他は線内折り返しの普通列車のみの運転。

土休日は朝に1本のみ電鉄出雲市→出雲大社前の特急(愛称なし)が運転され、残りは普通のみの運転となる。2021年から2024年までのダイヤでは、電鉄出雲市発着の特急はは朝から夕方にかけ4.5往復運転されていた。
朝夕の普通列車は線内完結だが、日中は電鉄出雲市〜出雲大社前間の直通列車となる。2021年から2024年までのダイヤでは、日中の普通列車は電鉄出雲市ではなく松江しんじ湖温泉発着だった。

平日・土休日ともに川跡で行き違いと折り返しを同時に行うダイヤとなっており、平日夕方の急行1往復が電鉄出雲市方面と接続しないことを除いて松江・出雲市の両方面への接続が考慮されている。

・路線のデータ
開業日 川跡〜出雲大社前間:1930/02/02
路線長:8.3km
単線/複線 全線単線

・ページのデータ
公開:2024/09/09
更新:公開後未更新

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