日本駅巡り紀行

品川駅(京急)

[ 品川駅 しながわえき KK01 ] 東京都港区
高架下駅舎
構造:高架ホーム・単式島式混合2面3線
北品川駅(浦賀方面)←京急本線泉岳寺駅(泉岳寺方面)
JR線線乗り換え→品川駅(JR)

品川駅は京急本線の起点で、JR山手線・東海道新幹線などの品川駅と連絡する京急のターミナル駅。東京横浜間開業時の起点駅は当初は現在の北品川駅で、その後東京市電と軌道を共有して高輪停留所(現在のウィング高輪の場所にあった)を一時は起点としていたが、最終的に国鉄と連絡する現在の品川駅が起点となった。1968年には都営浅草線との直通のため泉岳寺〜品川間(京急本線の支線扱い)が開業したが、現在でも普通やラッシュ時の列車を中心に多数の当駅折返しが設定されている。

相対式ホーム2面2線に当駅折返し用のホームを組み合わせた2面3線の線路配置を持つ高架駅で、折返しホームはラッシュ時のみ使用される。泉岳寺方には引き上げ線もあり、昼間の折返し列車は引き上げ線を使用する。なお、2020年から連続立体交差事業が実施されており、2027年度の予定で現在地の北側にて地平化される予定である。

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 駅舎
京急品川駅はJR品川駅の高輪口に隣接する高架駅で、出入口は高架下にある。アーチ側の飾りが外観上の特徴。

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 駅前
駅前にはJR高輪口とロータリーが隣接している。駅と並行する第一京浜を渡ったところ(1枚目左奥)には「ウィング高輪」という京急系の商業施設がある。ここにはかつて京急の本社があり、その前には短期間だが「高輪停留所」という京急のターミナルが置かれていた。

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 JR高輪口
JR品川駅の高輪口が隣接する。山手線主要駅とは思えない小ぶりでシンプルなデザインの駅舎。

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 高輪口・京急品川駅遠景
両駅はぴったりと隣接している。大手私鉄のターミナルながら、百貨店などの商業施設は併設されていない、地味な雰囲気の駅。

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 改札
当駅の利用者の多くはJRへの乗り換え客であることからこちらの改札を使う人は少ない。

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 京急線乗り換え口(JR側から)
JRから京急への乗換改札は北通路の東側の突き当りにあり、京急とJRの乗り換え客はこの改札を使うことが多い。

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 京急線乗り換え口からJRコンコース

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 乗換改札(JR側から)
地上の改札よりも明らかに利用者が多く、券売機も混雑している。空港アクセス路線という特性を反映して、精算機や案内設備が充実している。

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 1・2番ホーム 1枚目:品川方・2枚目:浦賀方
1・2番線は泉岳寺方面と直通可能な相対式ホームで、日中はこの2線のみが使用される。全体的に緩くカーブしている。

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 3番ホーム 1枚目:終端方・2枚目:浦賀方
上り2番線ホームの裏には裏が方面折返し専用の3番線がある。2・3番線は扇形のホームで、その付け根の最も幅広な部分の裏側が駅舎外観のアーチ飾りとなっている。

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 3番ホーム
3番線はラッシュ時専用で、朝ラッシュ時には普通の折返しに、夕ラッシュ時には京急ウィング号の発車ホームに使われる。

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 ホームの整列乗車シール
多くの列車が1番線から出発する関係で、行き先・種別等により整列乗車位置が色分けされている。

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 泉岳寺方
泉岳寺方には高架の引き上げ線があり、両側の本線は泉岳寺駅に向かって地下に潜っていく。

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 浦賀方
浦賀方は全ホームから発着できるようになっているが、3番線以外で直接折り返す定期列車はない。本線のネックとなっており、今後立体化予定の八ツ山橋も見える。

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 駅名標

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 0キロポスト
京急本線の0キロポストは品川駅構内にあり、泉岳寺方面・浦賀方面ともにここが起点ということになっている。

北品川駅(浦賀方面)←京急本線泉岳寺駅(泉岳寺方面)
JR線線乗り換え→品川駅(JR)

・駅のデータ
沿革 1933/04/01:開業(1925/03/11〜1933/03/31の期間は第一京浜を挟んだ向かいに高輪停留所が存在)|1968/06/21:泉岳寺まで延伸開業
駅のある地点:本線起点

・ページのデータ
取材:2021/10/09
公開:2021/10/17
更新:公開後未更新

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