日本駅巡り紀行

りんかい線

[ 臨海副都心線 りんかいふくとしんせん ] 東京臨海高速鉄道
新木場〜大崎(12.2km)

りんかい線は東京臨海高速鉄道(TWR)の路線で、有明・台場・天王洲などの臨海地域を経由して新木場〜大崎間を結んでいる。正式名称は臨海副都心線だが、2000年の愛称制定以来「りんかい線」という愛称で専ら呼ばれている。大崎からは埼京線・川越線に直通し、新木場〜川越間の運転系統を構成している。

国鉄京葉線の一部として建設が進められたが旅客化されなかった、東京貨物ターミナル〜新木場間の未成線がりんかい線のもととなっている。東京テレポート〜新木場間は世界都市博の開催に向けて未成線の一部を第3セクターTWRの路線として開業させた区間で、大崎〜東京テレポート間は埼京線を介して都心部に乗り入れるため新規に計画・建設された区間である。なお、東京貨物ターミナル〜東京テレポート間については、車両基地への回送線として活用されている。

開業当初は赤字経営だったが、臨海地域の開発進展や埼京線への直通などで利用者数は増加し、2006年に単年度営業黒字を達成した(コロナ禍では再び赤字決算)。羽田空港アクセス線の臨海ルートには本路線と車両基地への回送線が活用される計画で、その関係でJR東日本がTWRの買収の意向を示しているという報道もある。

駅紹介

新木場〜東雲間と大崎付近を除き地下を走る。第1期区間の東京テレポート・国際展示場は地上からホームまでが巨大な吹き抜けのような構造となっている。

各駅停車・快速・通勤快速ともに各駅に停車する。

大崎駅 R08|地上ホーム・橋上駅舎|通勤快速・快速停車駅|埼京線直通、湘南新宿ライン・山手線乗り換え
大井町駅 R07|地下ホーム・地下駅舎|通勤快速・快速停車駅|京浜東北線、東急大井町線乗り換え
品川シーサイド駅 R06|地下ホーム・地下駅舎|通勤快速・快速停車駅
天王洲アイル駅 R05|地下ホーム・地下駅舎|通勤快速・快速停車駅|東京モノレール羽田空港線乗り換え
東京テレポート駅 R04|地下ホーム・地下駅舎|通勤快速・快速停車駅|ゆりかもめ乗り換え
国際展示場駅 R03|地下ホーム・地下駅舎|通勤快速・快速停車駅|ゆりかもめ乗り換え
東雲駅 R02|高架ホーム・高架下駅舎|通勤快速・快速停車駅
新木場駅 R01|高架ホーム・橋上駅舎|通勤快速・快速停車駅|京葉線、東京メトロ有楽町線乗り換え

車両

りんかい線には自社の70-000形とJR東日本のE233系7000番台が使用されている。JR車でもりんかい線内折返し運用に用いられており、70-000形よりもE233系で運転される列車のほうが多い。

   
70-000形 りんかい線用の車両で、E233系と運用は分かれているがりんかい線・川越線の全線で使用されている。209系を元にした車両で、東京近郊のJR線を走る車両で地下鉄に直通しない非幅広車体は珍しい存在となった。将来の置き換えが予告されている。
E233系7000番台 埼京線で運行されていた205系を置き換えるために導入された車両で、首都圏の多くの路線で導入されているE233系の通勤タイプの一種である。205系と同じ緑色のラインカラーを巻いている。

運行

りんかい線には埼京線に合わせて各駅停車の他に快速・通勤快速の2種別が設定されているが、全列車が各駅に停車する。

日中は新木場〜大崎(〜川越)間の快速が約20分間隔で運転され、その合間に線内折返しの各駅停車が1時間に4本運転される。湘南新宿ラインとの接続などの関係か、運転間隔は均等でない。

・路線のデータ
開業日 新木場〜東京テレポート間:1996/03/30|東京テレポート〜天王洲アイル間:2001/03/31|天王洲アイル〜大崎間:2002/12/01
路線長:12.2km
単線/複線 全線複線

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公開:2023/01/15
更新:公開後未更新

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