日本駅巡り紀行

京成押上線

[ 京成押上線 けいせいほんせん ] 京成電鉄
押上〜青砥(5.7km)

京成押上線は京成電鉄の路線で、本線の青砥駅と押上駅を結ぶ。押上駅では都営浅草線と、青砥駅では本線と直通している。本線・成田空港線ともにライナー以外の列車においては上野方面よりも押上・都営浅草線方面のほうがメインルートとしてダイヤが組まれている。

1910年代に京成電気軌道として開業した当時は押上が京成のターミナルだったが、1930年代に日暮里・上野方面の路線が開業すると押上線は支線となった。それ以来、路線名としては上野方面が本線だが、1960年に都営浅草線との相互直通を開始してから徐々に通勤列車のメインルートは押上線方面にシフトしている。

駅紹介

京成押上線はかつて京成の本線だったこともあり、青砥駅では押上線が直進・本線が分岐する線形となっている。押上駅の地下化以降徐々に立体交差化が進められており、現在工事中の京成立石駅の高架化を以て全線の立体交差化が完了する。

押上駅 KS45|地下ホーム・地下駅舎|全列車停車駅|都営浅草線直通、半蔵門線・東武伊勢崎線乗り換え
京成曳舟駅 KS46|高架ホーム・高架下駅舎
八広駅 KS47|高架ホーム・高架下駅舎
四ツ木駅 KS48|高架ホーム・高架下駅舎
京成立石駅 KS49|地上ホーム・橋上駅舎
青砥駅 KS46|高架ホーム・高架下駅舎|全列車停車駅|本線直通

車両

京成各車両のほか京急・都交・北総・千葉NT鉄道の車両も乗り入れる。定期列車はすべて8両編成で運転される。

運行(2022/2修正時点)

京成押上線には快速特急、アクセス特急、特急、通勤特急、快速、普通の各種別が運転される。
優等列車はいずれも途中駅を全て通過し、普通のみが各駅に停車する。優等列車の列車種別は直通先の種別により決定され、原則として京成本線京成高砂以東・京成成田空港線・北総線に直通する優等列車は両線内での種別、青砥または京成高砂折返しの列車については京急線内での種別と揃えられている(京急線内がエアポート急行の列車は快速、エアポート快特の列車は快速特急となる)。
ただし、普通列車でも京急線内や京成高砂以東では優等列車である列車があり、さらに日中以外には押上線内優等・直通先普通となる列車もあるなど、種別の変更は複雑となっている。

日中のダイヤは直通各線に合わせて40分サイクルとなっており、1サイクルの間に優等列車と普通が各4本運転される。

アクセス特急(羽田空港〜成田空港:京急線・浅草線内はエアポート快特)は40分おきに運転され、押上で普通を追い越し、京成高砂で本線特急と接続する。
特急(横浜方面〜京成高砂:京急線内は快特)も40分おきに運転され、青砥で本線快速と接続する。アクセス特急とあわせて約20分間隔となっている。
快速(西馬込〜成田空港)は20分おきに運転される。

普通は約10分間隔で運転される。このうち40分に1本(横浜方面〜青砥/京成高砂:京急線内快特)は押上で快特またはアクセス特急を退避し、残り3本(羽田空港〜印旛日本医大:京急線内特急が2本、羽田空港〜青砥/高砂:京急線内快特が1本)は押上線内では優等列車を退避しない。

朝夕ラッシュ時は列車の本数が増え、特に朝ラッシュ上りには多数の優等列車が運転される。ただし、八広駅の待避設備は上下線で同時に使用できないため、朝ラッシュ時下り・夕ラッシュ時上りには逆に優等列車の運転本数が減少する。

・路線のデータ
開業日 押上〜青砥間:1912/11/03
路線長:5.7km
単線/複線 全線複線

・ページのデータ
公開:2020/09/06(京成電鉄から分離)
最終更新:2023/01/21

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