日本駅巡り紀行

八広駅

[ 八広駅 やひろえき  ] 東京都墨田区
高架下駅舎
構造:高架ホーム2面2線
京成曳舟駅(押上方面)←京成押上線四ツ木駅(青砥方面)

八広駅は荒川橋梁の墨田区側にある駅で、1994年までの駅名はそのものズバリ「荒川駅」といいました。本線の江戸川駅と同じ考え方での命名と言えますが、江戸川区にある江戸川駅と違いこの駅は墨田区内のため、荒川区と紛らわしいとして八広駅に改称されたそうです(1987年まで葛飾駅を名乗っていた京成西船駅も同じような理由で改称されました)。

2001年に橋梁の架け替えとともに高架化された際に追い越し駅とされ、上下線ともに追い越しができる島式・単式2面3線になっています。また、この駅では線路の使い方が少し複雑で、昼以降は1番線に上り列車、2番線に下り列車、3番線に通過待ちを行う下り列車が停車するのですが、上り列車の退避を行う朝ラッシュ時は、1番線が上りの通過線となり、2番線に上り列車、3番線に下り列車が停車します。

最近になって高架化された駅ですが、もともと駅舎がなかったところに出入口を作ったため出入口がかなり地味な場所になっています。

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 出入口(西側)
この駅の出入口は高架下に2か所あります。こちらは押上方にある方の出入口で、出入口の前の高架下には駐輪場が広がっています。

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 駅前(西側)
高架化までの駅舎は荒川の堤防の上にあったため、全然駅前らしくない住宅地のど真ん中に出入口はあります。

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 出入口(東側)、駅前
青砥側の出入口から外に出るためには、高架下の通路を少し進む必要があります。

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 改札

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 案内表示器
この駅には京成電鉄で唯一「パタパタ式」とも呼ばれるタイプの発車標が備え付けられています。※2016年にフルカラーLED式へと交換されました(2020年追記)。

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 ホーム 1枚目:押上方・2枚目:青砥方
ホームは2面3線で、少しカーブしています。

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 青砥方
駅の青砥方には荒川橋梁があります。この橋梁の架け替えがこの駅の高架化の理由となりました。

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 駅名標

京成曳舟駅(押上方面)←京成押上線四ツ木駅(青砥方面)

・駅のデータ
沿革 1923/07/11:荒川駅として開業|1994/04/01:八広に改称|2001/09/17:高架化完了、待避線の使用を開始
駅のある地点:京成押上線押上起点2.3km

・ページのデータ
取材:2011/06/12
公開:2011/08/23
更新:2020/09/06(デザインのみ変更)

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