日本駅巡り紀行

成田湯川駅

 

[ 成田湯川駅 なりたゆかわえき KS43 ] 千葉県成田市
印旛日本医大駅(京成高砂方面)   ←北総線・京成成田空港線→   空港第2ビル駅(成田空港方面)

成田湯川駅は京成成田空港線の駅で、同線では唯一の単独駅(他駅は京成本線または北総線との重複駅)であるとともに、第3種鉄道事業者の成田高速鉄道アクセスが保有する唯一の駅施設でもある。、開業前の仮称は成田ニュータウン北駅であった。アクセス特急のみが停車するというダイヤ上の特性のため、京成電鉄の駅の中では最も停車列車数の少ない駅であり、乗降客数においても3番目に少ない。

中央に通過線を持つ相対式2面4線の線路配置の駅で、中央の通過線はスカイライナーが国内最速の160km/hで通過する。当駅から成田空港方面は単線区間となっているほか、当駅の京成高砂方には非常用の片渡り線がある。駅のすぐ下をJR成田線が通っているが、今のところ同線への駅設置の予定はない。

 駅舎
駅舎は高架線の下に改札などの機能が集まっているシンプルな構造で、地形の関係から駅の出入口は駅南側(成田市街地側)にしかない。

 
 改札付近
1階の南側はピロティになっており、改札はそこに直接面する形で設置されている。

 駅前
成田湯川は成田ニュータウンの北端に設置されており、住宅地は駅から少し離れた場所にある。駅前ロータリーには成田駅に向かうバスなどが乗り入れる。

 ロータリー脇
駅のすぐ東側の高架下をJR成田線(我孫子支線)が通っているが、今のところ素通りするだけである。

 
 コンコース
コンコースはコンクリート打ちっぱなしが多用された簡素な造りだが、窓が広く取られ、その一部がステンドグラスになっているなど意匠は工夫されている。駅舎は3階建てで、1階に改札があり、2階に踊り場、3階にホームが設置されている。

 
 ホーム 左:京成高砂方面を望む 右:成田空港方面を望む
新幹線型の通過線を持つ線路配置で、実際に通過線を在来線最速のスカイライナーが通過していく。

 成田方面
当駅の成田方に京成成田空港線の単線・複線境界があり、スカイライナーが減速せず通過できるように日本でここと北陸新幹線高崎〜安中榛名間にしか採用例の無い38番分岐器が採用されている(n番分岐器という場合、分岐器の分岐角θについてtanθ=1/nが成り立つ。つまりnが大きいほど分岐器の規模は大きく分岐角が緩い)が、ホームからは見えない。

 駅名標
路線カラーは京成本線が紺、成田スカイアクセスがオレンジとされているが、当駅の駅名標は左上に少しだけオレンジが入っているだけで他駅の駅名標とほとんど変わらない。

 

印旛日本医大駅(京成高砂方面)   ←北総線・京成成田空港線→   空港第2ビル駅(成田空港方面)

・駅のデータ
沿革 2010(H22)年7月17日:開業
駅のある地点:北総線京成高砂起点40.7km

・ページのデータ
取材:2011年11月24日
公開:2015年6月8日
更新:公開後未更新

・このページの場所
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