新静岡駅は静鉄静岡清水線の駅で、同線の起点駅である。JRの静岡駅から徒歩圏内の静岡市中心部にあり、乗降客数は静鉄で最も多い。開業当初は「鷹 匠町」という駅名だったが、のちに現在の駅名に改称された。
櫛型ホーム2面3線の線路配置を持つ地上駅で、駅舎は静鉄グループの保有する商業施設「新静岡セノバ」の1階にある。新静岡セノバは食品売り場や各
種専門店、書店、シネマコンプレックスなどが入居する商業施設で、1階には新静岡駅の他にしずてつジャストラインが運営する新静岡バスターミナルもある。
駅周辺は静岡市の中心市街地であり、静岡県庁や静岡市役所、駿府城公園なども近い。
けやき通り口
新静岡駅の主要出入口であるけやき通り口は、外観としては新静岡セノバの大きな出入口である。セノバの通路を経由して改札に至る。
けやき通り口駅前
けやき通り口の前の道を渡ると商業地域になっており、近くにはSHIZUOKA109やマルイ静岡店がある。
新静岡バスターミナル
新静岡バスターミナルは新静岡セノバの1階にあるバスターミナルで、しずてつジャストラインの多くのバスが発着する。バスの発着スペースと乗客の待合ス
ペースがガラスで仕切られた構造となっている。
左:鷹匠口 右:鷹匠口前
鷹匠口は裏口にあたる出入口で、駅の周辺は雑居ビルが立ち並ぶ地域である。
駅入口
新静岡セノバと明確に区切られた新静岡駅の施設は鷹匠口のそばにある。駅前から改札を通ってホームへは段差が1段もなく、バリアフリーにかなった設計であ
る。
左:改札 右:待合室
改札は窓口の部分がシースルーのデザインになっており、改札を通ったところには待合室がある。しかし、待合室を利用している人はあまり多くないようであ
る。
ホーム
ホームは1〜3番線まであり、2番線が乗降分離された櫛型ホームである。
線路終端部
改札がホームの根元にある私鉄ターミナルらしい構造の駅である。ただし、新静岡セノバの前身の新静岡センターの頃は改札が地下にあった。
新清水方面
線路配置はとても単純である。駅を出た静岡清水線は市街地を縫うようにして新清水方面に向かっていく。
駅名標
駅名標は時刻表などと一体型のものが採用されている。
・駅のデータ
沿革 1908(M41)年12月9日:鷹匠町として開業/1954(S29)年10月1日:新静岡に改称/1966(S41)年5月15日:新静岡セン
ター開業/2011(H23)年10月5日:新静岡セノバ開業
駅のある地点:静岡清水線起点
・ページのデータ
取材:2015年2月28日
公開:2015年6月20日
更新:公開後未更新
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