日本駅巡り紀行

西武球場前駅

[ 西武球場前駅 せいぶきゅうじょうまええき SI41 SY03 ] 埼玉県所沢市
地上駅舎
構造:地上ホーム・櫛形3面6線(狭山線)、地上ホーム・島式1面2線(山口線)
西武狭山線→下山口駅(西所沢方面)
西武山口線西武園ゆうえんち駅(多摩湖方面)

西武球場前駅は西武狭山線・山口線の終点駅で、両路線の終点駅。駅名の通り西武ドームの最寄り駅。開業時は村山貯水池などへの観光輸送を目的としており、現在の多摩湖線・西武沿線との間で三つ巴の乗客争奪戦を行っていた。3路線の経営主体合併後は駅ごとの役割分担がなされたが、以降も西武ドームや狭山スキー場、山口観音、ユネスコ村(閉鎖)などへの観光輸送を主体とした駅となっている。

狭山線と山口線は高低差を持って並行した構造となっており、狭山線は駅舎と同一平面の広大な櫛形ホーム、山口線は駅舎よりも高い丘の上に島式ホームにそれぞれ発着する。イベント時などには両路線で増発が行われるが、特に狭山線は臨時ホームを活用したピストン輸送を行うことがある。

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 駅舎・駅出入口
駅舎というよりも遊園地などのゲートのような構造をしており、幅広い屋根の下に改札や事務室が配置されている。

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 駅前
駅前は広い広場で、西武ドームが目の前に見える。

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 駅前
左手の歩道橋は駅前の道路を超えてユネスコ村に通じていた。

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 改札
多客時を基準にしているのか、通常の利用者数に対して改札はかなり台数が多い。

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 1・2番線ホーム 1枚目:西所沢方 2枚目:終端方
狭山線は3面6千の櫛形ホームだが、改札から見て最も右手の1・2番線のみを通常は使用する。

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 臨時ホーム(3〜6番線)
残りの2面4線は臨時列車用ホームで、試合終了時などに待機させておいた列車を順次発車させることで帰宅客をさばくことなどに利用される。

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 西所沢方
6線が駅を出てすぐに単線に収束していく。

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 7・8番線ホーム 1枚目:多摩湖方 2枚目:終端方
山口線の島式ホームは地形の関係で狭山線ホームとの間に高低差があり、スロープで連絡する。8番線はほとんど使用されない。

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 多摩湖方
駅を出ると単線になるが、すぐに右側に別の線路が分岐する。山口線の車両基地である山口車両基地につながる入出庫線である。

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 駅名標

西武狭山線→下山口駅(西所沢方面)
西武山口線西武園ゆうえんち駅(多摩湖方面)

・駅の沿革
1929/05/01:村山公園駅として開業(現在の狭山線)|1933/03/31:村山貯水池際に改称|1941/04/01:村山に改称|1944/02/28:営業休止|1951/10/07:狭山湖に改称、営業再開(狭山スキー場付近から西所沢方に移転)|1978/11/30:さらに西所沢方の現在地に移転|1979/03/25:西武球場前に改称|1985/04/25:山口線が乗り入れ

・ページのデータ
取材:2022/01/01
公開:2023/05/14
更新:公開後未更新

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