小湊鐵道は開業当初から内房線の五井駅を起点にしていますが、かつては独自での千葉への延伸を目指していました(その免許を活用して開業したのが千葉急行→京成千原線です)。その分岐駅になる予定だったのがこの海士有木駅で、世が世なら小湊鐵道の主要駅になっていたかもしれない駅です。
相対式2面2線の線路配置で、2つのホームがずれて配置されているのが特徴です。五井方面乗り場の側に駅舎はあり、駅の五井方には貨物ホームも残っています。
小湊鐵道標準型の駅舎です。
駅前には送り迎えの自動車などが乗り入れる広場があり、周辺は住宅地になっています。
駅構内は広く、窓口も時間帯を限って有人になっています。
改札を出たところ
駅舎よりも五井方面のホームの方が高い位置にあり、駅の五井方にある構内踏切にはホームを通らずに向かう構造です。
左:五井方より 右:五井方
ホームはずれて配置されていて、そのために構内の通路の構造が少し複雑になっています。駅の五井方には貨物関連の設備跡があります。
取り付け方と書体がアンバランスな駅名標が設置されています。
・ページのデータ
取材:2011年8月25日
公開:2011年11月13日
更新:公開後未更新