日本駅巡り紀行

鹿島サッカースタジアム駅

[ 鹿島サッカースタジアム駅 かしまさっかーすたじあむえき  ] 茨城県鹿嶋市

構造:地上ホーム・島式1面2線
荒野台駅(水戸方面)←大洗鹿島線・JR鹿島線(※)→鹿島神宮駅(鹿島神宮方面)
※鹿島神宮まで大洗鹿島線と一体的に運行されており、佐原方面と当駅を直通する列車はほとんど設定されない。

鹿島サッカースタジアム駅はJR東日本と鹿島臨海鉄道の駅で、鹿島線・大洗鹿島線の終点駅。他に貨物線の鹿島臨港線も乗り入れる。サッカー開催日のみ旅客営業が行われる駅で、旅客列車の運行上は隣の鹿島神宮駅が実質的な会社境界駅として機能している。

当初は貨物駅の北鹿島駅として開業した駅で、会社境界駅ながら旅客列車は通過ないし運転停車のみを行っていた。その後、近隣にカシマサッカースタジアムが開業したため、1994年に臨時での旅客営業を開始した。旅客営業時の集改札はJR東日本が行い、鹿島神宮方面へはSuicaも利用できるが、通常は鹿島臨海鉄道が運行する鹿島臨海鉄道の車両しか当駅には乗り入れない(設備としては5両編成まで乗り入れ可能で、JRの電車が乗り入れた例もある)。

画像
 東口
橋上駅舎で、跨線橋は営業時以外でも開放されている。

画像
 東口駅前
駅前はすでにカシマスタジアムの敷地内で、スタジアムまでの歩道には屋根がかけられている。

画像
 跨線橋から見た東口駅前
カシマスタジアムまでは200mほど。試合開催日には駅まで歓声が響いてくる。

画像
 西口
西口はスタジアムと反対側の出入口。

画像 画像
 西口駅前
西口駅前にはカシマスタジアムの駐車場と臨時バスの発着場が広がる。駅の跨線橋はスタジアムと駐車場を結ぶ動線ともなっている。

画像
 跨線橋から見た西口駅前
立地や輸送力を考えれば当然だが、明らかに車で来場する人のほうが多い。

画像
 施設への出入口
通常時の鹿島サッカースタジアム駅ではJRと鹿島臨海鉄道の間で機関車付替・乗務員交代を行っており、そのための施設は旅客ホームの水戸方にある。

画像
 跨線橋の上

画像
 駅舎と改札
通常時は閉鎖されている。実態は大洗鹿島線の中間駅だが、JR東日本の単独駅のような装いである。

画像
 別の角度から見た駅舎
臨時営業を行う日には駅員が派遣され、跨線橋の上で出改札を行っている。探訪時には、券売機は使用されずICカードチャージ機のみが稼働していた。

画像
 ホームへの入口
サイン類もJR東日本のデザイン。

画像 画像
 ホーム 1枚目:水戸方 2枚目:鹿島神宮方
細長い島式ホームで、階段付近には上屋がある。通常ダイヤでも当駅で交換(運転停車)する列車がある。

画像
 詰所

画像
 貨物側線
ホームの東側には側線があり、貨物列車はここで機関車を付け替えて鹿島線と鹿島臨港線を直通する。

画像
 水戸方
ホーム有効長は5両分だが、駅全体の長さは貨物列車に合わせてかなり長い。

画像
 鹿島神宮方
右の線路が鹿島線(鹿島神宮方面)で、左の線路は鹿島臨港線。

画像
 貨物列車
鹿島臨港線から入線し、機関車を付け替えて鹿島線方面に出発する準備を整えている貨物列車。コンテナ列車の運転が主体。

画像
 水戸方面から到着する列車
試合開催日でも通常はJR方面からの直通列車は運転されず、大洗鹿島線の列車が臨時停車する形で営業する。

画像
 駅名標
JR仕様の駅名標が設置されている。

荒野台駅(水戸方面)←大洗鹿島線・JR鹿島線(※)→鹿島神宮駅(鹿島神宮方面)
※鹿島神宮まで大洗鹿島線と一体的に運行されており、佐原方面と当駅を直通する列車はほとんど設定されない。

・駅の沿革
1970/07/21:貨物駅として開業(鹿島臨港線)|1970/11/12:JR鹿島線乗り入れ|1985/03/14:大洗鹿島線乗り入れ|1994/03/12:旅客営業開始。サッカー等開催日のみ

・ページのデータ
取材:2023/05/20
公開:2023/08/12
更新:公開後未更新

・このページの場所
日本駅巡り紀行(サイトトップ)→駅・車両のページ(コーナー目次)→大洗鹿島線→鹿島サッカースタジアム駅