上州富岡駅は富岡市の中心駅で、富岡製糸場の最寄り駅。富岡製糸場の世界遺産登録時に建て替えられた駅舎は各種の賞を受賞した特徴的な建物で、富岡製糸場にも使われているレンガと鉄骨による現代的な構法を組み合わせている。終日有人駅である。
駅舎全景
駅舎は「鉄骨レンガ構造」で建てられている。ほとんどが「屋根」のような形をした駅舎で、ホーム全長に渡る幅を持っている。
駅舎近景
駅舎のレンガは富岡製糸場と同じ「フランス積み」を基本に積まれている。駅舎と言っても駅事務室・インフォメーションスペース・公衆トイレなどの風雨から守る必要のある部分以外は屋根が架かっているだけの半屋外空間で、かなりシンボリックな建物となっている。
銘板
上州富岡駅舎は、日本建築学会賞・BCS賞といった建築系の賞のほか、鉄道関連の国際デザインコンペであるブルネル賞も受賞している。
駅出入口
実質的な「駅舎」は駅舎の東端にある。建物の上に屋根がかかっているような不思議な見た目。
駅前
駅前広場がある。駅前通りを進むと富岡製糸場の方向に向かう。
駅周辺
駅前にある市の公共施設(民間ビルの居抜き?)と、古い倉庫。
周遊バス
車輪がたくさんついた特徴的なバス。
改札
ホーム 左:高崎方 右:下仁田方
島式ホームと単式ホームを合わせた2面3線の線路配置で、通常は島式ホームを使用し、折返し列車のみ駅舎側の単式ホームで折り返す。
島式ホーム側には歴史を感じさせる上屋が残っているが、屋根の色を白で統一しているためかそこまで新駅舎との違和感は大きくない。
ホームから見た駅舎
真新しい駅舎と構内踏切の組み合わせには少しギャップがある。駅舎の壁には木材が使用されている部分もある。
駅名標
・駅のデータ
沿革 1897/7/2:富岡駅として開業/1921/12/17:上州富岡に改称
駅のある地点:上信線高崎起点20.2km
・ページのデータ
取材:2018/7/16
公開:2019/11/25
更新:公開後未更新