[ 長野駅 ながのえき N1 ] 長野県長野市
地下駅舎
構造:地下ホーム・櫛形2面3線
長野電鉄長野線→市役所前駅(湯田中方面)
北陸新幹線・JR線・しなの鉄道線乗り換え→長野駅(JR・しなの鉄道)
長野駅は長野電鉄長野線の起点駅で、同社のターミナル駅。JR・しなの鉄道長野駅の善光寺口駅前地下にある地下駅で、両線とは改札外の通路を通って乗り換える必要がある。
地方私鉄には珍しい地下駅で、一部ホームが乗降分離された櫛形ホームの線路配置。一部の出入口は2015年に改築されて現代的な見た目だが、駅構内の大半は1980年代の雰囲気を残している。
千石・末広町方面出入口
長電の長野駅は長野大通りの地下横断歩道を兼ねており、さらに後述の通り長野駅東西地下通路にも通じている。出入口はよくある地下鉄の出入口のような見た目をしている。
駅前
長野市中心部に位置している。
ながの東急百貨店方面出入口
駅前
出入口のすぐそばには長野県唯一の百貨店であるながの東急百貨店が、道路を挟んで反対側にはJR長野駅がある。
ながの東急百貨店敷地内 出入口
百貨店の敷地内にも出入口があり、地下1階の売り場ともつながっている。
1枚目:千石・末広町方面出入口、2枚目:ながの東急百貨店方面出入口(それぞれ2010年撮影)
どちらの出入口も北陸新幹線延伸前からほとんど雰囲気が変わっていない。
JR・しなの鉄道長野駅方面出入口
JR長野駅善光寺口の大庇の下にある出入口で、2015年の北陸新幹線金沢開業に合わせて移設・リニューアルされた。
エレベーター出入口
雨に濡れずに、エスカレーターやエレベーターで新幹線や在来線の改札階まで行き来できる。
JR長野駅方面出入口(2010年撮影)
現在のエレベーター出入口付近にあった出入口。北陸新幹線延伸に合わせた改良まで、JR線とは屋根のない歩道を通って乗り換える必要があった。
長野駅東西地下自由通路
地下の改札階からは東口への地下通路が伸びている。この通路も北陸新幹線金沢開業に合わせてリニューアルされた。
長野駅東西地下自由通路(2010年撮影)
出入口の移設により中央の階段は撤去された。その他にも、壁面などが大きく改修されているのがわかる。
改札周辺
長野電鉄長野駅は改札前に広い空間が用意され、地下自由通路と待合スペース・物販スペースが一体化した空間となっている。
東京ではめったに見なくなった形のベンチや電照式の広告により、まるでタイムスリップしたような感覚になる。
改札
有人改札で、基本的に列車別改札は行っていない。時刻表だけが新しく、少し浮いている。
改札前
改札前には物販スペースが有り、長電グッズだけでなく、沿線を中心として地元の農産品などが売られている。レジは改札窓口が兼ねている。
改札周辺(2010年撮影)
干支が一回りする間も、改札周辺の空間はほとんど変わっていないことがわかる。この頃はまだ改札前での物販をおこなっていなかったようだ。
ホーム
ホームは改札から1階下がったところにあり、2面3線の櫛形ホーム。中央の2番線のみ乗降分離している。
ホーム 1枚目:長野方 2枚目:湯田中方
ホームは広くないが、櫛形ホームにはターミナル駅らしい威厳のようなものがある。JRや大手私鉄と直通しない中小私鉄で地下にターミナルがあるのは珍しく、普通鉄道では他に北鉄金沢、神鉄新開地くらいしかない。
湯田中方
ホームの先端には非常階段があり、長野大通りの地下横断歩道に通じている。
湯田中方
駅を出るとゆるやかにカーブする。
駅名標
長野電鉄長野線→市役所前駅(湯田中方面)
北陸新幹線・JR線・しなの鉄道線乗り換え→長野駅(JR・しなの鉄道)
・駅の沿革
1928/06/24:開業|1981/03/01:地下化
・ページのデータ
取材:2010/08/04、2023/03/12
公開:2011/06/19
更新:2024/07/21(全面差し替え)