日本駅巡り紀行

取材:2010年11月23日
公開:2011年10月6日
更新:公開後未更新

春日野道駅(阪神)

 [ 春日野道駅 かすがのみちえき ] 兵庫県神戸市中央区
 三宮駅   ←阪神本線→  岩屋駅

 春日野道は阪神と阪急の両方に存在する駅名ですが、2つの駅はJR東海道線を挟んで数100m離れています。この駅から阪神電鉄は地下区間となります。

 実は、1930年代に岩屋〜神戸(現:三宮)間を地下化・移設する際、当駅は廃止してしまう予定でした。しかし、利用者からの反発を受けて急遽駅を地下区間に造り直すことになったのですが、今更トンネルを大きく広げることは不可能だったため上下線間の狭いスペースに無理やりホームを設けました。そのため当駅のホームは付け根から先まで、電車と同じくらいの幅しかなく、「日本一狭いホーム」として知られていました。

 しかし当駅の南側にHAT神戸という再開発地域を作ることになったため、いつ事故が起きてもおかしくなかったホームを相対化して拡張する工事が行われ、2004年からは現在では非常に安全で新しい駅になりました。改札口は東西にあり、西側には2つ、東側には3つの出入口があります。

 

 いずれも東口 上2枚:北側 下:南側
駅は国道2号線の下にあり、東側には3か所の出入口があります。こちら側の出入口はすべて2004年の改良工事の時に造られたもので、新駅のような雰囲気です。

 東口付近より北側
東口の付近にある「春日野道商店街」は阪急春日野道駅付近まで通じています。

 東口付近より南側
駅の南側にはHAT神戸という再開発地域があります。

 東口改札
東口改札は広めに作られています。

 
西口には一つしか出入口はなく、改札口やコンコースも狭めです。

  元町方より
相対式2面2線の広く新しいホームで、空調設備の装飾が特徴的です。

 梅田方より
上下線の間には島式の旧ホームが残っていて、ホーム上の点字ブロックなどもほこりをかぶりながら残っています。

 現役時代の旧ホーム 元町方より コンコースのタイルから
相当幅の狭いホームだとわかります。ほとんど電車の幅と変わりません。


駅名標は福島駅や西宮駅と同じタイプです。

三宮駅 

本線 

岩屋駅 

元町方面

阪神電気鉄道

梅田・難波方面

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