日本駅巡り紀行
電鉄魚津駅
[ 電鉄魚津駅 でんてつうおづえき ] 富山県魚津市
西魚津駅(電鉄富山方面) ←富山地方鉄道本線→ 新魚津駅(宇奈月温泉方面)
旧駅舎時代の様子→電鉄魚津駅（駅舎建て替え前）
電鉄魚津駅は富山地鉄本線の駅。魚津城址など魚津の旧来の市街地に近い位置にある駅で特急も停車するが、魚津駅／新魚津駅周辺や郊外の大型店舗に客を取られたこともあり、当駅の利用客は新魚津駅におよそダブルスコアの差をつけられてしまっている。
単式ホーム1面1線の高架駅で、ホームはないがあいの風とやま鉄道線と完全に並走する区間に位置する。魚津市内の連続立体交差化によって高架化された当駅は、日本海側で初の高架駅で、金沢駅の高架化までは北陸唯一、北陸新幹線の開業までは富山県唯一の高架駅だった。駅には「魚津ステーションデパート」が入居する4階建ての駅ビルが併設されていたが、バリアフリー化のため2013年に新駅舎に切り替わった。駅ビルの末期は廃墟同然であり、建物は解体され跡地は駅前広場として利用されている（旧駅舎の様子は別記事を参照）。
駅舎
駅舎は2013年に供用されたばかりの真新しい建物で、高架下ではなく駅に隣接するようにして建っている。
駅前
駅舎正面のバスロータリーは旧「電鉄魚津駅ビル」跡地。駅周辺には古い市街地が広がる。
アーケード
駅前から始まる「新宿商店街」のアーケード。ほとんどシャッター通りと化している。
駅全景
かつて「魚津ステーションデパート」の看板を掲げた廃墟同然の駅ビルがあったとは思えない、よくある小さな高架駅。
バス営業所
駅舎裏手のバス営業所だけは、ステーションデパートのあった頃から変わっていないようだ。
改札 左：1階から 右：階段から
改札および窓口（平日早朝深夜と土休日には無人）は1階にある。ステーションデパートのあった頃より明るくスッキリとした駅となった。
待合室
改札から階段・エレベーターを上ったところに待合スペースがある。
ホーム 左：電鉄富山方面 右：宇奈月温泉方面
単式ホーム1面1線のホームで、ホームも駅舎改築に合わせてリニューアルされて明るい雰囲気となった。
ホームからはあいの風とやま鉄道線が見える。探訪時はJR北陸線時代の末期で、特急列車が行き交う光景は今では見られない。
駅名標
西魚津駅(電鉄富山方面) ←富山地方鉄道本線→ 新魚津駅(宇奈月温泉方面)
旧駅舎時代の様子→電鉄魚津駅（駅舎建て替え前）
・駅のデータ
沿革 1936年6月5日：開業／1967年9月1日：高架化、15日に魚津ステーションデパート開業／1999年：ステーションデパート閉店／2013年6月5日：新駅舎供用開始
駅のある地点：本線電鉄富山起点28.9km
・ページのデータ
取材：2014年9月14日
公開：2012年3月15日（2011年取材の画像を使用→電鉄魚津駅（電鉄魚津駅ビル時代）へ
更新：2018年9月21日（全て画像を差し替え）／2018年9月29日（一部文言修正）