日本駅巡り紀行

公開:2010年10月4日(2011年1月23日にアドレス変更の上、リニューアル)
最終更新:2015年7月26日

京成電鉄

 [ 京成電鉄 ] 本社:千葉県市川市

 京成電鉄は千葉県と東京都を中心に鉄道路線を運行する大手私鉄です。またグループには北総鉄道、千葉ニュー タウン鉄道、芝山鉄道、成田高速鉄道アクセス(ここまではいずれも第3セクター)、新京成電鉄、関東鉄道、筑波観光鉄道(ロープウェイ)、小湊鉄道、舞浜 リゾートラインといったたくさんの鉄道会社(現在は鉄道事業を行っていないものの鹿島鉄道もグループ傘下)、TDLを運営するオリエンタルランド、多数の バス・タクシー会社をなど抱えており、かなりの大所帯です。

 さて、この京成電鉄の歴史は古く、明治時代末期に始まります。会社名が京(東京)成(成田)であることから も分かるとおり成田への社寺輸送を目的に建設されました。その後この会社は戦時の統合などにあうこともなく生き残りましたが、オイルショックの際に過大な 兼業部門への投資が裏目に出て一時的に無配(株式会社で株主への配当金がなくなること)になるほどの経営危機に直面し、本線の廃止さえも噂されました。し かし、その後の大幅な財政緊縮策で見事に復興しました。
 その名残か、現在でも途中駅や一般車両などのハード面には立体交差化事業などを除いてあまり投資しない傾向があり、路面電車出身私鉄の雰囲気が今でも 残っています。しかし、その一方で成田スカイアクセスを開業させたり大手私鉄初の全駅への駅ナンバリング導入(2010年7月に導入、同年10月には京急 でも導入)などメインの空港輸送には心血注ぎ、また近頃は駅員の増員などのソフト面での向上も行っておりその使い分けの良さはピカイチといえそうです。

 古い駅舎は残っていませんが、駅の作りやカーブの多さなどに路面電車出身の私鉄の名残があり、乗っていて雰 囲気のいい路線です。東京都区内の駅限定ではありますが、フリー切符も販売されています。

京成本線

東成田線・芝山鉄道線

押上線

千葉線

 京成千葉線は京成電鉄が保有する鉄道路線のひとつで、京成津田沼駅から千葉中央駅までを結んでいます。

 この路線は成田への鉄道建設をもくろんでいた京成電気軌道(現:京成電鉄)が開業させたのが始まりです。京 成本線の項目で述べたとおり京成電気軌道は当初、津田沼から先は成田方面への本線より先に千葉線を開業させ、その後本線を建設しました。当初の千葉線の利 用率は好調で、総武線が電化されるまで京成は東京〜千葉間の都市間輸送において大きなシェアを占めていました。
 その後、国鉄〔当時〕千葉駅付近の路線変更に伴い新千葉から先のルートを大幅に変更、現在より中心部の近 くにあった旧京成千葉駅を追われて現在に至ります。また、千葉線の延長路線的な形で1992年に千葉急行電鉄が千葉中央駅から大森台まで(1995年ちはら台へ延長)の路線を建設しました。(その後千葉急行電鉄は解散、京 成が千原線として引継ぎ)

 種別は普通列車のみですが、朝夕ラッシュ時の一部列車は京成本線上野方面に、昼間のうちの半数の列車は新京 成電鉄新京成線との乗り入れを行っていて、新京成直通電車には新京成電鉄の車両のみが使われます(新京成による片乗り入れ)。また、ダイヤ上は土休日夕方 に途中京成稲毛、京成千葉のみに停車する特急を走らせられるようになっていて、営業列車としての運転実績はないですが試運転列車として運転されたこともあ るそうです。

 都会の通勤路線ではありますが、現在でも軌道時代の名残か駅そのものが町の中心というわけでなく町の中心に 路線が食い込んでいる感じで、平行して総武線とは少し違う雰囲気です。また現在ではあまり面影を感じる事はありませんが、沿線の一部は別荘地として賑わい を見せていたそうです。

KS26

京 成津田沼駅

直通:京成本線、新京成線(新京成電鉄)

KS52

京成幕張本郷駅

乗換:JR総武線(幕張本郷駅)

KS53

京成 幕張駅

 

KS54

検見 川駅

 

KS55

京成稲毛駅

 

KS56

み どり台駅

 

KS57

西登戸駅

 

KS58

新 千葉駅

 

KS59

京成千葉駅

乗換:JR総武線など(千葉駅)

KS60

千葉中央駅

直通:千原線直通 新京成線の乗入区間ここまで
京成千原線直通

京成千原線

京成金町線

車両

3000形 

3300形・7260形 

3400形 

3500形

 京成電鉄の普通用列車の主力で、京成グループの標準設計を取り入れています。
 ほとんどが普通列車用の6両編成ですが、1編成のみ8両編成です。
 かつての赤伝の生き残りで、2015年まで普通列車を中心に運用されていましたが、2015 年にとうとう引退しました。  京成電鉄最後の鋼製通勤電車です。ほとんど3700形と同じような外観ですが車体は鋼製で、 足回りに初代AE型のものを用いている点が異なります。  京成電鉄初のステンレス車両で、現在でも京成で唯一行先表示盤が使われています。一部の車両 は大幅な改造を行われ、雰囲気が一変しました。

3600形

3700形 

3050 形

3500形(更新車)

 ほとんどが8両編成の優等列車用編成ながらも諸事情で京急線に乗り入れられないため運用は限 定されています。
芝山鉄道にリースされている編成もありました。
 3000形と並び京成電鉄の主力というべき形式で、こちらは優等列車に主に使われます。製造 時期によって2つの顔があります。  3000形の7次車で、成田スカイアクセス開業時に用意されました。3000形と基本的な設 計ほとんど同じですが、塗装が全く違います。
 他の編成からは番号が飛んでいるため、3050形と呼ばれています。

 3500形の更新車です。知らなければ他形式に見えてしまうくらい更新されました。

AE100形

新AE形 

 もともとはスカイライナー用に作られた車両でしたが、成田スカイアクセス開業後はシティライ ナーに使われています。  成田スカイアクセス開業後のスカイライナー用の車両で、それまでとはデザインが大きく変わっ ています。

  

   
左上から順に京急600形(ほかに新1000形、1500形も乗入)、北総7300形(ほかに7260形、7500形も乗入)、都営5300形、千葉 ニュータウン鉄道9100形(ほかに9000形も乗入)、新京成8800形(ほかに8000形、N800形も乗入)、芝鉄3600形
一部列車は青砥〜京成高砂駅のみや千葉線のみ乗り入れです。

駅名標

京成電鉄には大まかに分けると4タイプ(千原線、成田空港線除く)の駅名標があり、どれも珍しいデザインで す。

@新型タイプ
 
大佐倉駅と成田空港線、千原線各駅を除く京成電鉄の各駅に設置されている電照式の駅名標で、地下鉄の駅名標のような横長なデザインが特徴です。隣駅の表示 が小さいのが玉に瑕ですが、採用されている青色は道路標識にも使われている色で、夜間でも見やすいことが特徴だそうです。
ほとんどは屋根から釣り下がっているか壁に張り付いているかしていますが、一部の駅には左写真のような独立型もあります。

A柱型タイプ

柱についているタイプも、書体などは新型タイプと共通です。

B手書きタイプ
 西船駅では現存せず
大手私鉄の本線系統ではおそらく唯一の手書き型駅名標です。「国鉄形」とも呼ばれる形式で、独特の書体を用いていました。現在Cへの交換が進みます。
現存しているのはほぼすべてが自立式で、電照式のものは@にとってかわられましたが、大佐倉駅には現在でも電照式のタイプが現存しています。

C手書きリニューアルタイプ

Bの手書きタイプに上からシールをかぶせてリニューアルしたものです。書体などは@・Aの新型タイプと共通になっていて、小さな書体のせいかすっきりした 印象です。

本社

本社は押上の近くにあります。昔のターミナルのあった場所で、現在横では東京スカイツリーの建設が進行中で す。
今後八幡の京成百貨店跡地の再開発ビル内に移転することが決まっています。


京成本社の前にある橋は“京成橋”という名前で、近年になって整備されたようです。


本社は白いビルで、周辺の再開発に取り残されるように建っていますが、近々取り壊される予定です。


建設中のスカイツリーとの共演。

 京成百貨店の建物は現存せず
本社は京成八幡駅脇の京成百貨店跡に移転する予定です。