日本駅巡り紀行

七尾駅

 

[ 七尾駅 ななおえき ] 石川県七尾市
徳田駅(津幡方面)   ←JR七尾線→  和倉温泉駅(和倉温泉方面)
              のと鉄道七尾線→  和倉温泉駅(穴水方面)

 七尾駅は能登地方の中心都市、七尾市の中心駅で、のと鉄道七尾線の起点駅です。ちなみに、七尾〜和倉温泉間はJR七尾線とのと鉄道七尾線の重複区間で、JR西日本が第1種鉄道事業者として線路を保有しつつ特急列車を運行し、のと鉄道がその線路を借りて普通列車を運転するという形をとっています。

 線路配置は基本的に2面3線のJR型配線ですが、上り線側のホームに面して駅舎が建っていますが、上りホームにのと鉄道の折り返し列車用の切り欠きホームがあったり下りホームの裏にJRの留置線があったりするため複雑になっています。駅前には商業施設やシティホテルなどもあり、七尾線の駅では最もにぎわっています。


駅舎は一部2階建ての立派な建物ですが、駅の施設としては1階しか使用していません。また、駅舎に隣接して七尾線の運行などを統括する七尾鉄道部の建物があります。


駅舎の前はタクシーやバスの乗り場のあるロータリーとなっていて、屋根があるため雨に濡れずにそれらに乗ることができます。


駅周辺は再開発が行われたため、きれいに整備されています。駅前の2つの再開発ビルには食料品店などの商業施設や図書館・市役所支所などの故郷施設、ホテルなどが入居していて、七尾市の核になっています。

 駅舎内
駅舎内には待合室があり、コンビニもあります。

 JR改札
改札口はJRとのと鉄道で分かれており、JRでは特急利用客も多いため列車別の改札を行っています。

☆ 1〜3番線 和倉温泉方より
駅舎に面した1番線が最も多く使われるホームで、すべての特急と過半数の普通はこのホームから発着します。跨線橋で連絡している2・3番線は普通の到着ホームとして使われることが多いほか、回送列車の留置や一部の普通列車の発車にも使われます。

☆ 1番ホームから改札口
改札とホームは少し離れていて、その間のスペースには和倉温泉駅と同じように祭りの山車の車輪が置いてあります。

☆ 1番ホーム
1番ホームの脇には古い33kgレールが置かれています。日露戦争の見返りに送られたロシアからの舶来品だそうで、全国的にも貴重なもののようです。

☆ 津幡方
津幡方で線路は右にカーブを切って進んでいきます。左に進む線路は留置線で、七尾港への廃線跡につながります。

☆ 和倉温泉方
和倉温泉方にはのと鉄道の切り欠きホームがあります。

☆ 駅名標
和倉温泉方面の発着市内2・3番線の駅名標には和倉温泉の矢印が入っているにも拘らず、すべての和倉温泉行き特急が発着する1番線の駅名標の中には和倉温泉方面の矢印がないものもあります。

 のと鉄道ホーム入口
のと鉄道に乗る際にはJRの改札の右側から入ります。


のと鉄道の改札はかなり簡単な構造で、乗務員が集札を行っていることなどもありますが、車内でも運賃は収受できるため改札は無人なことも多いです。

 JRとの連絡改札
JRとのと鉄道の間にも連絡改札があり、JRとの乗り継ぎ客に対応しています。

 のとホーム
のと鉄道の列車は1番線の切り欠きホームであるのとホームで折り返します。

 のとホームよりJRホームを望む
大体この駅の全体図がわかっていただけると思います(ちなみに、写真左手が駅舎)。


のとホームにもJRの駅名標が置かれています。

 

徳田駅(津幡方面)   ←JR七尾線→  和倉温泉駅(和倉温泉方面)
              のと鉄道七尾線→  和倉温泉駅(穴水方面)

・ページのデータ
取材:2010年8月9日、2012年4月2日(右下に☆印→2010年撮影 無印→2012年撮影)
公開:2012年4月20日
更新:公開後未更新

・このページの場所
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