新水俣駅は九州新幹線,肥薩おれんじ鉄道線の駅です。もともとJR鹿児島線に初野信号場という交換施設があったところに新幹線の駅が併設されて開 業した駅で,そのときに初野信号場も駅に昇格しました。
九州新幹線は単式・島式混合2面3線の高架駅で,肥薩おれんじ鉄道線は島式1面2線の地上駅です。駅周辺は団地と幹線道路しかなく,幹線道路側に
駅の出入り口があります。
出入口 右:駅前広場
駅前にはほとんど何もありません。
駅裏手(初野団地)
駅の裏手には肥薩おれんじ鉄道ホームの入り口(後述)の付近を通っていくことができます。時代を感じさせる団地が広がっています。
新幹線改札
改札を含めてコンコースの内装は九州新幹線の駅で最もシンプルな印象を受けました。
11〜13番線(新幹線ホーム) 左:博多方面ホーム 右:鹿児島中央方面を望む
駅出入口が片側にしかないため,九州新幹線の駅では珍しくホーム上屋の意匠が左右非対称です。
左:博多方面を望む 右:鹿児島中央方面を望む
当駅の博多方にはトンネルがあります。当駅は九州新幹線の駅の中でも特に山がちな場所にあります。
肥薩おれんじ鉄道線出入口
肥薩おれんじ鉄道線ホームの出入り口は駅舎の脇にちょこんとあります。新幹線乗り換え駅ながら独立した待合室すら持たない無人駅で,構内踏切での連絡にな
ります。
1・2番線(肥薩おれんじ鉄道ホーム) 左:八代方を望む 右:川内方を望む
もともと信号場だった場所に無理やり島式ホームを作っただけの駅なので,ホームは狭く,ホーム柵が設けられています。
ホーム八代方終端より
表側に比べて裏側がとても簡素なデザインの駅です。
駅名標 左:新幹線 右:肥薩おれんじ鉄道
・駅のデータ
沿革 1968(S43)年9月19日:初野信号場として開業/2004(H16)年3月13日:九州新幹線開業とともに新水俣駅を新設,初野信号場は肥
薩おれんじ鉄道の新水俣駅に昇格
駅の位置:九州新幹線博多起点172.8km/肥薩おれんじ鉄道線八代起点45.8km・門司港起点278.1km
・ページのデータ
取材:2014年8月2日
公開:2014年10月1日
更新:公開後未更新