日本駅巡り紀行

二子玉川駅

 

[ 二子玉川駅 ふたこたまがわえき DT07 OM15 ] 東京都世田谷区
二子新地駅(中央林間方面)←東急田園都市線用賀駅(渋谷方面)
溝の口駅(溝の口方面)←東急大井町線上野毛駅(大井町方面)

 二子玉川駅は東急田園都市線と大井町線の駅で、大井町線の正式な(文書上の)終点駅です。1907年に玉川電気軌道(玉電、その後の東急玉川線)の玉川駅として開業した駅で、その後1930年に隣接して目蒲電鉄二子玉川線(現:大井町線)の二子玉川駅が開業しました。その後玉電の駅がよみうり遊園に改称され、1940年には両駅が統合されて駅名は二子読売園となりました(前後して1938年には玉電を東横電鉄←目蒲電鉄が買収)。その後駅名は二子玉川、二子玉川園と二転三転して2000年に現駅名に落ち着きました。

 路線の変遷も複雑で、最初に開業したのは玉電で、渋谷〜玉川間(玉川線)、玉川〜砧間(砧線)、玉川〜溝の口間(溝の口線)の順に開業しました。その後目蒲電鉄が自由が丘〜二子玉川間を開業させ、さらに玉電を東横が買収した後の1943年には溝の口線の二子読売園〜溝の口間を改軌して大井町線に編入しました。1969年に玉川線と砧線は廃止され、1977年にその代替として新玉川線(現:田園都市線)が開業しました。その後、路線名の変更などによって現在の駅名になりました。

 田園都市線と大井町線が方向別に配置された島式2面4線の線路配置の高架駅で、ホームは多摩川橋梁の上まで伸びています。駅出入り口は東西2か所に設けられ、駅には大きな駅ビルが併設されています。

東口 東口
東口は駅の南東側にあり、バス乗り場などもある出入り口です。

東口駅前 東口駅前
 東口駅前
東口から100mほど離れた場所にはバス乗り場などがあります。その間の通路は大きな屋根で覆われており、雨でもぬれずに移動できます。

西口 西口
 左:西口 右:西口駅前
西口側は道路までの間に駅ビルがあるのみで、ロータリーなどはありません。

改札 改札
大きな駅ながら改札は1か所しかなく、とても広いです。

ホーム ホーム
 ホーム 左:渋谷・大井町方面を望む 右:中央林間方面を望む
島式2面4線の線路配置で、内側の2線が大井町線、外側の2線が田園都市線の線路として使われています。駅出入り口の階段はホームの渋谷・大井町方の端に あり、ホームは中央林間方に向かうにつれて細くなるようになっています。

多摩川 ホームから望む多摩川
ホームの一部は多摩川の上にあり、ホームからも多摩川を見ることができます。

中央林間方 中央林間方
もともと駅の中央林間方には大井町線が折り返すための引き上げ線が置かれていたため、現在でもシーサスクロスが残されています。

多摩川橋梁 ホームから望む多摩川橋梁
当駅から溝の口までの田園都市線は系統別複々線化が行われており,内側2線が運行系統上の大井町線,外側2線が田園都市線となっております。ただし,一部の大井町線電車は外側線を走行します。

駅名標 駅名標
 駅名標 左:田園都市線 右:大井町線
大井町線の駅名標では隣駅が溝の口となっています。

二子新地駅(中央林間方面)←東急田園都市線用賀駅(渋谷方面)
溝の口駅(溝の口方面)←東急大井町線上野毛駅(大井町方面)

・ページのデータ
取材:2014年3月22日
公開:2014年6月23日
更新:公開後未更新

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