日本駅巡り紀行

方南町駅

[ 方南町駅 ほうなんちょうえき Mb03 ] 東京都杉並区
地下駅舎
構造:地下ホーム・頭端式1面2線
東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅(池袋方面)

方南町駅は東京メトロ丸ノ内線の駅で、分岐線の終点駅。分岐線は戦中から営団が用地確保していた中野車両基地と丸ノ内線をつなぐ連絡線を兼ねて建設された路線だが、当駅は中野車両基地への回送ルートから外れている。

東京の地下鉄では珍しく他路線との連絡が一切ない終点駅で、周辺は商店街となっている。当駅のホーム有効長が短かったために分岐線は長年3両編成で運転されていたが、改良工事の結果2019年から6両編成が乗り入れるようになった。

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 2番出入口
方南町駅の改札は東西に分かれている。2番出入口は東改札に対応する唯一の出入口で、方南通り沿いの商店街の中にある。

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 2番出入口 駅前
歩道にはアーケードがかかっている。

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 2番出入口 商店街看板
令和になっても「営団」が残っている。街中の地図などに残っていることは多いが、ここまで堂々と残っているのはなかなか珍しい。

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 東改札
地下1階にある。

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 1番出入口
1番出入口は西改札側にある。方南町交差点に面している。

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 3a出入口
3番出入口はホーム延伸工事の際にバリアフリールートとして新たに建設された建物の1階にあり、環状八号線に面している。

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 3a出入口駅前

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 3b出入口
3a出入口の裏側にある。

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 3b出入口駅前
新しい出入口なので、まったく駅前らしくない。

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 3番出入口内部
改良前の方南町駅にはエレベーター・エスカレーターがなく、1・2番出入口のどちらも狭いためバリアフリー化が困難だった。3番出入口は方南町駅バリアフリー化のために新たにメトロが用地取得して建設した建物で、内部には地下へのエレベーター等のほか駅事務室などがある。

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 西改札
ホームと同一平面にある。

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 ホーム 1枚目:池袋方 2枚目:終端方
頭端式(島式)1面2線の地下ホーム。ホームの幅はあまり広くない。

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 3両編成停車中
2019年7月から2022年8月までは3両編成と6両編成が当駅に乗り入れていた。ホームの両端に改札が有るためか、3両編成はホーム中程に停車していた。

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 終端方
過走余裕を確保するため、列車の停車位置と西改札との間には少し距離がある。

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 駅名標

改良前の様子

改良前は3番出入口がなく、駅構内の雰囲気も現在とは異なっていた。

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 2番出入口
今よりもかなりディープな雰囲気の漂う出入口だった。

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 東改札
ホーム延伸に伴う改良工事で、ホーム延伸やバリアフリー化と直接関係ない部分もかなりきれいにされていることがわかる。

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 1番出入口
現在の3番出入口はなく、西改札に通じる唯一の出入口だった。

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 1番出入口からの通路
エレベーター未設置駅だったため、1番出入口に車いす用の昇降設備があった。

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 西改札
ホームが短かったため、現在の西改札よりも池袋方にあった。

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 西改札から1番出入口方面
現在の改札がある場所は当時は通路や券売機だった。

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 ホーム 1枚目:中野坂上方 2枚目:方南町方
ホームドアや床面は整備されていたが、壁面には開業時からと思われる古い雰囲気が残っていた。
ホームの長さは改良前もギリギリ6両分あったが、停止位置と車止めの間の過走余裕を確保できていなかった。そのため、3両編成しか停車できないホームとして使用されていた。

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 中野坂上方
東改札への階段の位置は現在も変わっていない。ホームの両端は柵が張られて改札への通路となっていた。

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 終端方
車止めの位置は現在と異なる。現在よりも改札とホームの間の見通しが効く構造だった。

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 駅名標
当時は分岐線の駅ナンバリングが小文字のmだった(放送で聞き分けられないためMbに変更された)。

・駅の沿革
1962/03/23:開業|2019/07/05:6両編成の乗り入れを開始

・ページのデータ
取材:2022/04/16
公開:2023/01/30
更新:公開後未更新

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