高滝駅は小湊鐵道の閑散区間(上総牛久より南)では養老渓谷駅に次いで利用客の多い駅で、高滝湖(高滝ダムによる人工湖)の最寄り駅です。
相対式2面2線に貨物ホームが組み合わさった線路配置だったようですが、現在では駅舎のあるホームのみが使用されていて、もう一つのホームに面した線路は保線用の側線になっています。駅前は小湊鐵道の中ではかなりにぎわっている方で、しばらく行ったところには高滝ダムもあります。
駅舎
駅舎は小湊鐵道の標準型のものです。
駅前
駅前広場と道路は少し離れていますが、その道路沿いにはいくつか商店があり、それなりに大きな集落になっているのがわかります。
左:高滝ダム水門 右:水門より高滝湖を望む
駅から約1kmのところには高滝ダムの水門があります。周囲には公園や資料館もあり、市民の憩いの場になっているようです。
改札跡
この駅はすでに無人化され、駅舎内は待合室として利用されています。出札口もすでに塞がれています。
左:上総中野方 右:五井方
単式ホーム1面1線の駅ですが、かつては向かい側にもホームがあったことがわかります。
五井方
旧ホームに隣接した線路は五井方では本線につながっていません(終点は保線車両の車庫になっています)。他の駅と同様、五井方には貨物ホームがあります。
駅名標だけでなく名所案内もあります。高滝ダムは1990年にできたダムで、その際には小湊鐵道も湖(川)を渡るところの数100mが移設されました。
・ページのデータ
取材:2011年8月25日
公開:2012年1月29日
更新:公開後未更新