大佐倉駅は京成本線の駅で、京成電鉄の駅の中では乗降客数が最も少なく、周りに何もない田舎駅として知られています。駅名こそ「大」佐倉で、周辺もかつては本佐倉城という城があった由緒正しい場所ですが、開発からは取り残され、京成電鉄の駅としては利用客数が最小になっています。
相対式2面2線の線路配置で、駅舎(駅事務室と呼んだ方が実態を表していますが)は下りホームの成田空港方にあります。京成電鉄の駅では唯一、電照式の旧デザイン駅名標が利用されている駅です(利用されていないものとしては東成田駅にも残っています)。
駅入り口
駅入り口にある建物は、駅舎というよりも事務室の屋根を大きくしたようなものです。
駅舎を反対側より
屋根はどうやら島式ホーム用のものを使用しているようです。
いずれも駅前
駅前は小さな道が通っていて、道沿いには商店や住宅もありますが、駅周辺のほとんどは林です。
改札
改札は壁で覆われていないため、風が強い日は乗客は嫌でも風雨にさらされます。私の知る限り、京成電鉄で改札が1列しか設置されていない駅はここだけです。
駅舎前よりホーム 左:京成上野方 右:成田空港方
相対式2面2線のホームで、屋根は駅舎の部分と上りホームに設置された待合室の部分にしかありません。上下ホーム間は改札前の構内踏切で連絡します。
裏側より駅舎
駅事務室も、かなり小さなスペースです。
駅名標
国鉄タイプの駅名標が電照式で残っているのはこの駅だけです。
・ページのデータ
取材:2012年12月17日
公開:2013年1月5日
更新:公開後未更新