日本駅巡り紀行

京成電鉄3500形(未更新車)

 

[ 3500形 ] 京成電鉄 本線、金町線、千葉線、千原線

 3500形は京成電鉄の保有する列車で、青電系列の車両(旧型車)を廃車するために1972年から制造されました。京成電鉄としては初のセミステンレス車両(骨組みは鋼製だが外板はステンレス製)で、冷房装置の搭載とともにそれまでの京成のイメージを一新しました。

 その後、古くなってきたため1996年からは更新工事が開始され、大幅にイメージチェンジされた編成が登場しました。当初はこの更新によって全編成の存続を行う予定でしたが、古い車両から順に更新を進めたところ鉄材の腐食が当初の予想以上に進んでいたため新車投入のほうが得策だと判断され、2001年で更新工事は中止し、更新されていない10編成に関しては新型車両(3000形)で置き換えることにされました。そのため、後に作られた編成のほうがより早く廃車されるという矛盾が起きました。

外観


 3592F編成 京成上野方より 京成西船にて
側面の窓やドアの配置などは3300形と同じです。先頭部は切妻で、ステンレス初期の車両なので、コルゲートなどが目立つ現在でも種別幕ではなくボードを使用しています。投入された当初は帯の色が赤一色でした。

 
方向幕と会社のロゴです。

車内

 車内の様子
化粧板はクリーム色、座席のモケットはワインレッドで、車内の様子は3300形とよく似ています。

 
 車端部の様子
2両ごとに編成を分割できるようになっていて、分割できる場所にだけ貫通路が設けられています。

 
車端部には座席がありますが、運転手やその荷物などが邪魔で前はよく見えません。運転台は半室構造で、2ハンドル式の古い構造です。


冷房化されていますが、扇風機も使用しています。


ドアはステンレス製で、化粧板は張られていません。

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