三条駅は京阪本線の(戸籍上の)終点駅であり、かつては京津線の起点駅でもあった。1989年の鴨東線開業により事実上中間駅となり、さらに1997年には京津線の三条乗り入れが廃止されたが、現在でも全列車が停車する主要駅であり続けている。島式2面4線の退避可能駅かつ引き上げ線による折返し可能駅で、いずれも京都市内地下区間の駅では唯一。
東海道五十三次の終点・三条大橋を擁する当駅周辺は「三条京阪」とも呼ばれ、連絡する京都市営地下鉄の駅名にも使われている。
1番出入口・2番出入口
1・2番出入口は駅の南側にある。
京阪三条南ビル
2番出入口は自社ビル内、1番出入口はその脇の歩道上にある。
周辺
3番出入口・4番出入口
3・4番出入口は直列に連なってる。
周辺
3・4番出入口はバス停に面している。
5番出入口
5〜10番出入口は川端通と三条通が交差する三条大橋交差点に面している。5番出入口は南東の角にある。
駅周辺(5番出入口から西・東)
三条京阪は四条京阪ほど繁華街になっておらず、周辺は雑居ビルやマンションが建ち並ぶ。写真の通りはかつての東海道。
6番出入口・6番出入口から見た三条大橋交差点
6番出入口は交差点の南西(三条大橋東詰南側)にある。
7番出入口
7番出入口は交差点北西(大橋東詰北側)にある。
7番出入口から見た三条大橋
江戸時代の東海道の終点でもあった三条大橋は、現在は1950年築のコンクリート橋が架かっている(欄干のみ木製)。
三条大橋から見た鴨川
対岸は先斗町などの繁華街。
京阪三条北ビル(8〜10番出入口)
交差点北東にある京阪の自社ビル内に8〜10番出入口はある。
8番出入口
9番出入口
10番出入口
京阪三条北ビルから見た三条大橋交差点
11番出入口
11番出入口は三条大橋交差点から川端通を北に進んだ東側にある。
12番出入口・周辺
12番出入口は駅からかなり北にあり、三条大橋の一つ北側の橋である御池大橋に面している。
御池大橋のたもとから三条大橋方面の鴨川を望む
中央改札
自由通路には、かつてダブルデッカー者にも描かれていた時代祭行列絵図が描かれている。
北改札
改札・コンコースは南北に分かれているが、自由通路は共用。
京都市営地下鉄三条京阪駅連絡通路
京都市営地下鉄東西線の三条京阪駅へは地下通路で繋がっている。現在では直接連絡していない京津線方面へは三条京阪駅を利用する。
ホーム 1枚目:淀屋橋方・2枚目:出町柳方
島式2面4線の退避可能駅で、各ホーム西側が本線・東側が待避線。地下化から鴨東線開業までの2年間のみこのホームが終着駅だった。ステーションカラーは「うすあけ」色。
出町柳方
出町柳方には引き上げ線があり、朝夕の当駅折返し列車が使用する。
駅名標
・駅のデータ
沿革 1912/08/15:開業|1917/05/29:京津電気軌道(1925/02/01からは京津線)が乗り入れ|1987/05/24:京阪本線地下化|1989/10/05:鴨東線開業|1997/10/12:京津線三条駅廃止・京都市営地下鉄東西線三条京阪駅が開業
駅のある地点:京阪本線淀屋橋起点49.3km・鴨東線起点
・ページのデータ
取材:2016/09/01
公開:2020/05/03
更新:公開後未更新