日本駅巡り紀行

富山県営渡船(越ノ潟フェリー)

[ 富山県営渡船(越ノ潟フェリー) とやまけんえいとせん(こしのかたふぇりー) ] 富山県
越ノ潟〜堀岡

富山県営渡船は越ノ潟発着場〜堀岡発着場の約800mを結ぶフェリー。この区間は伏木富山港新湊地区(富山新港)の港口にあたり、かつては陸路で道路・鉄道が通じていた。富山新港建設により道路には迂回が発生し、鉄道も東西に分断されたため、その補償で運航を開始したのが当フェリーである。

乗船は無料で、現在でも越ノ潟駅と新港東口バス停(かつては新港東口駅だった)とを連絡している。しかし2012年の新湊大橋開通後は利用者が急減し、存在意義も低下しつつあることから、富山県において運営見直し対象の事業となっている。

発着場紹介

越ノ潟発着場では万葉線に、堀岡発着場では富山地鉄などのバスに、それぞれ連絡している。

越ノ潟発着場 万葉線越ノ潟駅乗り換え
堀岡発着場 富山地方鉄道バス・射水市コミュニティバス新港東口バス停乗り換え

新湊大橋 2012年に建設され、2013年からは歩行者・自転車も通れるようになった。夜間の代替バスは橋を経由している。

船舶

   
 
こしのかた 1987年に日本海重工業で建造された船で、外観の塗装は淡い緑色。甲板上には自転車を積み込むスペースも設けられている。
  
海竜 1988年に日本海重工業で建造された船で、塗装はオレンジ。諸元や構成は基本的に「こしのかた」と同様。

運航

6時台から20時台の運航で、朝夕ラッシュ時は15分、その他は30分間隔での運航となっている。全便が万葉線に越ノ潟で連絡する。所要時間は約5分で、越ノ潟で待機している船が時間になると堀岡まで往復する(堀岡には短時間しか滞在しない)ダイヤとなっている。

かつては24時間運航だったが2004年に深夜便がジャンボタクシーに置き換えられ、新湊大橋開通後の2014年にはさらに減便された。

・路線のデータ
開業日 1967/11/23

・ページのデータ
公開:2020/07/19
更新:公開後未更新

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