[ 7000形 ] (万葉線)
7000形は加越能鉄道が1961年から1967年にかけて導入した路面電車車両で、2020年現在も同社を引き継いだ万葉線で運行されている。
加越能鉄道の7000形は同社の親会社・直通先だった富山地方鉄道の7000形を元にしており、車番が重複しないよう7051から付番されている。塗装はクリームとオレンジのツートンだったが、万葉線になってから黄色・白・青・グレーの4色に塗り替えられた。
車内はロングシートで、乗降ドアは車両の前後のみにあるため、かなり横幅の長いロングシートである。
最盛期には11両が在籍し、万葉線の運用すべてをまかなっていたが、2020年現在では後期型の5両のみが残存している。
7071 六渡寺〜庄川口間にて 越ノ潟方より
外観は富山地鉄7000形と瓜二つで、後方の扉が車体の中央部ではなく後部にあるのが唯一の大きな違い。
7073 新能町にて 高岡駅方より
7073は映画撮影のため加越能鉄道時代のツートン塗装に復元された(2020年春まで)。2019年には、令和改元を記念して「万葉令和号」として運行されていた。
7075 越ノ潟にて 越ノ潟方より
MLRV1000形と異なり側面に広告が貼られている車両が多い。7075はコカコーラによる全面広告。
車内
車内は完全にロングシート。ドアが両端に寄っているため、文字通りの「ロング」シートとなっている。
扉
扉の段差はかなり大きい。このため、アイトラムとは完全に運用が分けられ、ウェブサイトで公開されている。
運転台後ろ
ワンマン化されている。運賃表示機はLCDタイプに交換されている。
運転台
・形式のデータ
沿革 1961:第1編成製造(このときの車両は運用離脱済み)
編成数・両数(2020年現在):5両
・ページのデータ
取材:2019/08/07・2009/04/03(2・4・5枚目)
公開:2020/12/30
更新:公開後未更新