[ L形 ] えちぜん鉄道 福武線用
L形はえちぜん鉄道が福井鉄道福武線への直通運転用に導入した超低床車両で、同社発足後初のオリジナル車両。福井鉄道F1000形と同じく新潟トランシス製の「ブレーメン形」だが、F1000形に比べると一回り小さい。「ki-bo」の愛称がついている。
2車体連接で、各車体が2軸台車を備える。扉は片側3枚ずつで、中扉が乗車用、前扉が降車用として使用される。内装はクロスシート主体のセミクロスシートで、中間車体がないほかは車体・内装ともに福井鉄道F1000形に近い仕様となっている。
外観は黄色に塗られ、丸い前照灯が柔らかさを演出している。内装も黄色がアクセントカラーとして用いられ、F1000形とは雰囲気が異なる。
浅水にて 三国港方
「ブレーメン形」という構造で、各車体が2軸台車を備える。台車は車軸のない独立車輪で、それにより底床化を実現している。
F1000形と異なり2車体連接で、定員は770形などよりも若干多い程度。丸みと柔らかさを感じさせる、キャラクターのような見た目が特徴的。
側面
扉は片側3扉。「ki-bo」のロゴが付いている。
車内
車内の構成は中間車体がないのを除いてF1000形とほとんど変わらない。
座席
座席は2人がけを組み合わせたセミクロスシート。モケットはグレーで、上部に黄色のアクセントが入っている。
ドア
扉は両開きプラグドア。ドア上の路線図はえちぜん鉄道ではなく福鉄・えち鉄直通区間(越前武生〜鷲塚針原)のもの
運転台
運転室周りはF1000形とほぼ統一されている。ドイツのデザインがベースだが、左手操作化など福井仕様へのカスタマイズが為されている。
・車両のデータ
沿革 2016/03/27:運転開始
メーカー 新潟トランシス
編成数・両数(2020年5月現在) 2両
・ページのデータ
取材:2019/08/10
公開:2020/05/24
更新:公開後未更新