経田駅は富山地方鉄道の駅です。線路配置は単式ホーム1面1線の棒線駅で、ホームに隣接して駅舎があります。この駅舎は廃止された石田港駅から移設したもので、石田港駅(1930年開業)時代を合わせるともう80年以上使われていることになります。
駅舎は木造の趣のある建物です。石田港駅の写真と見比べると、少し増築が行われているようです。
駅前
駅前は駐車場になっています。駅周辺は住宅地です。
駅舎内も昭和の香りが色濃く残っています。有人駅となるのは平日朝のみで、そのほかの時間帯は窓口が板で塞がれています(2011年8月現在の情報)。
駅舎より
単式ホームにもかかわらず駅舎とホームが離れています。駅舎を他所から移設してきた関係かも知れません。
ホームより
この駅舎は10年で本来の役目を失ってからも、新天地で65年間(石田港駅廃止後経田駅開業まで5年間ありました)にわたり粘っています。
宇奈月温泉方より
ホームの屋根は青く塗られています。
駅名標
経田は古くからある地名のようで、戦国時代の文書にも「京田」という地名が登場するそうです。
・ページのデータ
取材:2011年8月6日
公開:2012年4月27日