日本駅巡り紀行

公開:2011年3月11日
更新:公開後未更新

阪神電鉄8000系

 [阪神8000系 Hanshin 8000 series]

 阪神8000系は1984年から1996年に阪神電鉄が投入した、旧型赤胴車を置き換えるための車両です。

 12年間にもわたり製造が続けられたため製造時期による違いが大きく、特に初めの1本は2000系とほぼ同じ車体、その後の20本は阪神電車のイメージを一新した新デザインの車体で、車両番号も区分されています。震災では計15両が廃車となり、3両を補充したうえで編成組み換えを行って最終的に12両減りました。最近は9300系に近い内装になるような更新が順次行われています。

 塗装は赤胴車の標準である「バーミリオン」+「クリーム」で、内装はオールロングシートでした。現在更新工事によって塗装は「プレストオレンジ」+「シルキーベージュ」に、内装は1・6号車がロングシート、2~4号車が転換クロスシートへと順次変更されています。

外観

  左:8233F 右:8239F
前面の窓配置などはそれまでの阪神電車のイメージからはかなり変わり、5500系などその後の各系列の基礎となっています。また、窓も1段下降式へとデザイン変更され、側面のデザインがずいぶんすっきりしました。

 8213F
更新された車両は車体そのものには変更が加えられていませんが、塗装が9300系に準じたものに変更されています。

 
側面方向幕の形は製造時期によって2タイプあり、更新時にも変更されていないようです。

内装-オリジナル

 
車内は白系化粧板に薄い小豆色のモケットで、おそらく製造時期による違いもあるのではないかと思われます。

  
ドア上にはLED装置が千鳥配置されています。製造・改造時期に伴いドア上のLED装置のデザインは種類があるようです。

内装-更新後

 
先頭車は混雑が激しいためオールロングシート(改造時期が遅い車両では2・5号車もオールロングシート)で、モケットは暖色系のものが採用されています。

 
中間車(改造時期が遅い車両は3・4号車のみ)は扉間が転換式・固定式のクロスシート4脚になっていて、長距離利用客に対応しています。モケットは同じく暖色系のほか、グレーのヘッドレストがついています。ドアのわきは固定式です。


車端部は各号車共通でロングシートになっています。

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