金沢駅は言わずと知れた加賀百万石の御膝元、金沢市の中心駅です。そのためすべての特急が停車し大半の普通が折り返すターミナル駅になっていて、利用客数も石川県内で第1位です。
駅は1990年に高架化され、島式3面7線(1線は切り欠き)の線路配置となりました。在来線の東側には新幹線の高架ホームが建設中で、コンコースも新幹線に対応した造りになっています。駅は金沢市の中心部(香林坊・片町など)からは離れているため、周辺はホテルや商業ビルなどが中心の街並みです。
東口(もてなしドーム)
東口の駅前広場の上は「もてなしドーム」というガラス屋根で覆われています。その入り口の赤い門は「鼓門」と呼ばれています。
左:東口 右:もてなしドーム内部
もてなしドームは、新幹線開業を見据えた東口改良事業により建てられました。地下にも大きな空間があり、そこに北鉄金沢駅もあります。
左:東口駅前 右:東口正面
東口の周辺はホテルが多く立地しています。駅の正面には噴水により文字を表示する機械があり、時刻などを表示しています。
西口
西口は東口に比べると目立たない入り口ですが、駅ビルがあります。
西口駅前
西口駅前は工事中でした。駅前のモニュメントは悠(ゆうよう)という名前だそうです。
左:コンコース(西口側) 右:コンコース(東口側)
駅の高架下は「金沢百番街」という商業施設になっています。また、西口側と東口側ではコンコースの屋根の形状が大きく異なります。建設時期によるものかもしれません。
改札口
改札口は有人ですが、たくさんの列が用意されています。
2階改札口(改札内より)
2階にも金沢百番街に通じる改札口があります。
新幹線改札口用地(現:日本旅行)
新幹線の高架下には日本旅行の店舗があります。立地から見て将来の新幹線改札口だと思われます。
7〜3番線
3つの島式ホームがあります。1〜5番線には福井方面、3〜7番線には富山方面の列車が発着します。現在はほとんどの列車が金沢駅で折り返すダイヤになっています。
5・4番線
4番線は七尾線の折り返し用の切り欠きホームです。このホームのみ屋根(駐車場)に覆われていないのは、金沢駅が高架化されたころはまだ七尾線が非電化でディーゼルカーが走っていたためです。
駅名標です。
・ページのデータ
取材:2011年8月7日
公開:2012年3月30日
更新:公開後未更新