両国駅は総武線の駅で、都営大江戸線との乗換駅。墨田区最西端の駅。開業当初は総武鉄道のターミナル駅で、その後も総武快速線の東京駅が開業するまでは房総方面の優等列車のターミナル駅として機能していた。
駅舎はターミナル駅らしい建物だが、多くの部分は商業施設等として利用されている。現在使われているホームは御茶ノ水への電車線を開業させるにあたって造られた高架ホームで、それとは別に長距離列車用の地上ホームや留置線が地上に設けられていた。現在でもそのうち1線は現在でも臨時ホームとして使用されているが、残りは保線基地や総武快速線のトンネル入口、両国国技館、江戸東京博物館などの用地に使用されている。
駅舎(西口)
2階建ての立派な駅舎が建てられている。シンプルなデザインだが、アーチ状の窓など洋風の意匠も取り入れられている。
駅出入口
通常はゴシック体で書かれている看板が、国技館を意識しているのか勘亭流のような書体で書かれいている。
駅前
駅舎の前にはタクシー乗り場がある。駅前広場の中は駐車場として利用されている。
駅周辺
駅の西側の通りは「国技館通り」と呼ばれ、国道14号(千葉街道)から伸びている。駅の北側には国技館と江戸東京博物館がある。
改札
改札内には土俵が再現されている。
東口
東口は高架下にある出入口で、西口とは改札外ではつながっていない。
東口駅前
駅前は商店街となっている。東口から数百m歩いたところに大江戸線の出入口があり、乗り換えの便は良くない。
東口改札
東口の駅舎内は狭いため改札もトリッキーな並び方をしている。
ホーム 1枚目:御茶ノ水方・2枚目:千葉方
島式1面2線の高架ホームで、上屋の骨組みのデザインから古いホームであることがわかる。
3番線ホーム
現在のホームの北側には3番線ホームがある。臨時ホームにはJR化後まで特急列車の発着があったが、現在ではB.B.BASEなどの臨時列車と回送列車しか使用していない。緩行線ではなく快速線に接続している。
3番線ホームへの通路
ホームは閉鎖せれているが、通路はギャラリーとして開放されている。
駅名標
当駅限定デザインの駅名標が設置されている(臨時ホームにも同一デザインのものを設置)。
・駅のデータ
沿革 1904/04/05:両国橋駅として開業・東武鉄道も亀戸から乗り入れ|1910/03/27:東武鉄道の乗り入れ廃止|1931/10/01:両国に改称|1932/07/01:御茶ノ水までの電車線開業
駅のある地点:総武線錦糸町起点1.5km
・ページのデータ
取材:2021/09/23
公開:2022/01/10
更新:公開後未更新
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