日本駅巡り紀行

公開:2011年1月17日
更新:公開後未更新

209系500番台‐京葉線、武蔵野線

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 209系500番台は京葉線の201系の一部や205系を置き換えるため京浜東北線から転属してきた形式で、最盛期には10両編成が4本所属していました。すべての編成が中央総武線→京浜東北線(編成によってはさらにもう1回→中央総武線→京浜東北線)→京葉線と転属してきた編成で、E233系5000番台投入に伴い京葉線の209系500番台は順次8両編成化され武蔵野線に転属されているので、世にも珍しい編成単位で4路線を渡り歩いた編成が誕生しています。(さらに、そのうち2回中央総武線と京浜東北線を行ったり来たりした編成は中央総武線で2種類の異なる黄色が使われたため5種類の塗色を経験)

 外観や車内はともに最初に中央総武線時代からほとんど変わっておらず、寒色系のモケットが採用され、京葉線用編成の車体にはワインレッドの帯が、武蔵野線用編成の車体にはオレンジ+白+黒の帯がまかれています。
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外観(特記以外は舞浜にて、蘇我方より撮影)


車体にワインレッドの帯がまかれているほかは中央総武線にいたころからほとんど変化はありません。

ケヨ31編成→ケヨM71編成(12月4日、西船橋にて)
武蔵野線用に改造された編成は帯色が武蔵野線205系と同じオレンジ+白+茶色に変更されました。(先頭はオレンジのみ)
ちなみに上写真は同一編成の改造前と改造後で、右の写真は武蔵野線用209系500番台の初運用列車(と同時にむさしの号の初列車)です。


行先表は3色LEDで、武蔵野線との誤乗防止のためか「京葉線」表示と、種別・行き先を交互表示しています(武蔵野線用は「武蔵野線」表示)。

車内


グレーがかった化粧版と青っぽいモケットという組み合わせは中央総武線への投入時から変わっておらず、どうやら武蔵野線用の編成もほとんど改造は行われていないようです。

 
車端部は経費節減のため貫通路が削られている箇所が多いのが特徴です。(こののち、地下鉄サリン事件を受けて毒などの広がりを防ぐため新規の形式には貫通扉が増設された)
また、先頭車には車いすスペースがあります。

 
窓が大きいため全面展望は比較的よくなっています。運転台はワンハンドルマスコンで、一部の機器のみがグラスコックピット化されています。


ドア上にはLED式の案内表示が付けられています。

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