日本駅巡り紀行

狐ヶ崎駅

 

[ 狐ヶ崎駅 きつねがさきえき S12 ] 静岡県静岡市清水区
御門台駅(新静岡方面)   ←静岡鉄道静岡清水線→    桜橋駅(新清水方面)

狐ヶ崎駅は静鉄静岡清水線の駅である。開業当初の駅名は上原であったが、付近に静岡電気鉄道が経営する遊園地・狐ヶ崎遊園地が開園したことに伴って 遊園前に改称された。以降戦時統制や遊園地のリニューアルなどに伴い駅名を二転三転させ、1980年代に現在の駅名に落ち着いた。狐ヶ崎遊園地を引き継い だ狐ヶ崎ヤングランドは1993年に閉園したが、その名残は跡地に建てられたイオンの中にある「狐ヶ崎ヤングランドボウル」の名前に残っている。

島式ホーム1面2線の線路配置で、駅舎は1999年に改築された新しい橋上駅舎で、静鉄では珍しくバリアフリー化されている。かつては遊園地からの 臨時列車のために駅舎側にもう1面1線のホームが設けられていたが、現在は廃止されている。

 駅舎
駅舎は新しい橋上駅舎であるが、出入口は駅の南側にしか設けられていない。

 駅前
駅前通りは狭く、特にバスなどが乗り入れているわけでもない住宅地の路地である。

 
 駅前(大きな通りに出たところ)
駅前通りの突き当りからの風景である。左写真の奥に見えるのがイオン清水店で、狐ヶ崎ヤングランドの跡地である。

 改札
駅舎内は開放的で、デザインもほかの駅に比べてモダンである。

 
 ホーム 左:新静岡方を望む 右:新清水方を望む
ホームも駅舎と同時期に改築されたようで、曲線的な屋根が特徴の新しいホームである。この駅の新静岡方から入江岡までは静鉄とJR東海道線の擬似複々線区 間である。東海道線と反対側にある広告スペースのあたりにかつては単式1面1線の臨時ホームがあった。

 新清水方
当駅の新清水方には上下渡り線がある。かつての臨時列車の折り返しようであるが、現在でも非常時用として残されている。

 駅名標

御門台駅(新静岡方面)   ←静岡鉄道静岡清水線→    桜橋駅(新清水方面)

・駅のデータ
沿革 1908(M41)年12月9日:上原として開業/1927(S2)年ごろ:遊園前に改称/1944(S19)年ごろ:狐ヶ崎に改称/1968 (S43)年ごろ:狐ヶ崎ヤングランド前に改称/1985(S60)年以降:狐ヶ崎に改称
駅のある地点:静岡清水線新静岡起点8.3km

・ページのデータ
取材:2015年2月25日
公開:2015年7月31日
更新:公開後未更新

・このページの場所
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